基礎看護学「生活援助技術」初めての技術チェックに挑んだ1年生
2019/07/31
1年生は、6月より始まった『生活援助技術』の演習科目で、初めての技術チェック「ベッドメーキング」に挑みました。
技術チェックの2週間前、療養環境調整の授業で、療養環境を整えることが、患者の生命力の消耗を最小にし、患者の回復を助けるうえでいかに大切かということを学びました。演習では、まずベッドとその周囲を観察し、その一つ一つの物品の役割や機能を確認しました。次に、完成ベッドのリネン類を丁寧にくずしながら観察し、自分たちで新たにベッドメーキングするところからスタートしました。
演習では、グループで試行錯誤し、教員のデモンストレーションやほかの学生のベッドメーキングを見て自分たちとの違いを発見し、少しずつ疑問を解決しながらコツをつかんでいきました。事前の自己練習は、ベッド予約のために実習館一階に大行列ができるほど、熱心な姿勢が見受けられました。予約手続きを説明した際に、昨年使用した予約表のサンプルを見せたところ、自分たちも先輩のようにいっぱい練習して上手くなりたい!と言った声が聞かれ、自分たちも頑張ろう!といったモチベーションに繋がったのだと思います。
技術チェックは、10分間の真剣勝負、緊張しながらも、ペアの学生と協力しながら真剣に取り組みました。今年度は、学生間で評価し合い、演習グループで気づきを共有しました。教員評価では技術の出来栄えだけではなく、練習記録やチェック終了後の振り返りと今後の課題の記述も含めて評価し、今後の学習への動機づけにつながる様にフィードバックをしました。
このようにして、初めての技術チェックは無事に終了しました。
基礎看護学では、「なぜ?」を大切に、自ら答えを発見し、学ぶ力を育てていきたいと思っています。