初代看護学部学部長豊田淑恵先生の最終講義が行なわれました。

2023年3月13日、豊田淑恵教授のご退職にあたり「過去・現在・未来へ:私からの贈りもの、伝えたいことば」というテーマで最終講義が行なわれました。豊田先生は2016年に駒沢女子大学看護学部設置準備室から、看護学部開設にご尽力いただき、2018年からは初代看護学部学部長として学部の運営・教育・研究に携わってこられました。 

当日は本学の教職員、在校生だけでなく、実習病院の看護部長、昨年卒業した1期生、豊田先生の歴任された大学からも教え子の方々が集まり、和やかな雰囲気となりました。最終講義は、臨床での助産師としての体験、看護系大学における教員としての経験、それぞれの場所での挑戦、出会い、学び、そのご縁に導かれるように現在があるという豊田先生の半生を共に振り返っていくような時間でした。

特に海外経験を通して看護に通ずるコミュニケーションツールや他者・異文化理解ができる英語力を強化すること、グローバルな視点を持つこと、自分の意見を持ち、言葉や行動で伝えていくこと、そして何よりも「お互い様精神の大切さ」と「人との縁」を大事にしていくことなど豊田先生からのさまざまなメッセージが詰まっており、今の自分を振り返り、身が引き締まるような思いでした。

  • 壇上で講義される豊田先生
    壇上で講義される豊田先生

最終講義の後には「囲む会」が開催されました。豊田先生へのメッセージが参加者それぞれから送られました。卒業した1期生からは「駒沢女子大学に看護学部を作ってくれてありがとうございました。1期生であることを誇りに思います」という言葉と豊田先生を囲んで抱き合う姿があり、先生と学生の関係性を感じられるあたたかなひと時となりました。

  • 安藤学長との記念写真
    安藤学長との記念写真

文責:岡 京子

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