稲城市防災訓練に参加しました!
2025/12/02
11月2日(日)に稲城市立平尾小学校にて、稲城市防災訓練が行われました。今年度は、稲城市から看護学部の学生に、稲城市防災訓練の1つとして行われたトリアージ訓練の傷病者(ケガ人や急病人)役のボランティアの依頼があり、学生16名と一緒に参加しました。
トリアージ※1訓練には、稲城市内の医療機関等に勤務する、医師や看護師、薬剤師、柔道整復師などが救援者として参加していました。
学生は、模擬傷病者の事例に基づき、ケガや体調不良を生じていることを示すカードを、手足などに貼りました。

ケガが生じたことを示したカードを貼りました
一部には、トリアージを待つ間に、体調が悪化し、傷病者役の学生が会話をしなくなる事例もありました。
トリアージの状況は、実際の災害医療現場で用いられる、トリアージタッグ※2に記録されました。

トリアージタッグの記録の実際
他にも、会場では、はしご車の訓練や、水消火器の訓練なども行われていました。

火災が起きている場所に水消火器を向けています
水消火器により、火が消えました
日本は災害大国といわれ、毎年各地で大きな災害が発生しています。備えあれば憂いなしという言葉の通り、訓練により、災害時の対応を想定し必要な防災対策が大切だと考えます。
本学には、防災訓練をはじめ、さまざまなボランティア活動の案内が届いています。ボランティア活動は、社会への貢献だけでなく、参加することで得られる学びも多く、学生の成長につながります。特に、今回のような防災訓練への参加は、災害発生時に迅速かつ適切に対応をする力を身につける貴重な機会です。看護学生として、また地域で生活する者としての防災意識を高める上でも非常に重要です。
本学では、学生がボランティア活動に気軽に参加できるよう、積極的に情報を発信して参ります。
- ※1 トリアージとは、自然災害や火災などにより生じた多数の傷病者に対して、限られた医療器材と医療者で対応する際に、多くの命を救うために、傷病者を緊急度と重症度に応じて区分けすることです。
- ※2 トリアージタッグとは、災害医療現場における記録用紙として用いられるものです。タッグの下の方にある色は、ケガなどの重症度や治療の優先度を示しています。赤:生命が危機的ですぐに治療が必要、黄:処置まで数時間の余裕がある、緑:生命の危険がなく歩行が可能、黒:すでに心肺停止の状態や残念ながら救命の見込みがない
文責:橋浦 里実



