平成27年度「臨地実習Ⅱ」報告会

「臨地実習」は、管理栄養士が実際に働いている現場を体験する学外実習です。この科目の学習目標は、実践活動の場における課題の発見や解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識及び技術を修得することです。本学科では必修科目の「臨地実習Ⅰ・Ⅱ」および選択科目の「臨地実習Ⅲ・Ⅳ」がありますが、「臨地実習Ⅱ」は3年後期に実施し、臨床栄養学分野として病院で2週間の実習を行います。そして、実習の成果報告を4年生の前期に「臨地実習Ⅱ」報告会として3年生へ向けて行います。今回は、その報告会の様子を紹介します。

日時:平成27年8月4日(火)9:00~12:30

「臨地実習Ⅱ」報告会は、口頭発表とポスター発表の二部構成となっています。まず第一部では6施設についての口頭発表が行われ、続いて第二部では27施設(口頭発表の6施設を含む)についてのポスター発表が行われました。なお、この報告会の受付や司会進行、会場係などは、3年生が担当しました。

第一部の口頭発表では、スライドを用いて各施設の概要や実習日程、実習テーマ、実習成果、反省点等が発表されました。2週間の実習成果を、7分間という短い時間にまとめるのは大変だったと思いますが、どの発表もほぼ時間内でわかりやすくまとめられていました。発表後には、質疑応答も行われました。

3年生はこの発表を聞いて、管理栄養士に必要とされる知識や技術を確認し、また、コミュニケーションの重要性を知る事ができたことと思います。

  • 口頭発表の様子
    口頭発表の様子

第二部のポスター発表では、3年生がそれぞれの実習施設の発表会場を訪れ、ポスターを見ながら4年生の説明を間近で聞くことができました。その後は、4年生への質問時間を設けましたが、どの会場でも活発に質問をする3年生の姿が見られました。特に後期の臨地実習で自分が実際に行く予定の病院については、4年生から具体的なアドバイスをもらうことができました。

  • ポスター発表の様子
    ポスター発表の様子
  • 4年生への質問
    4年生への質問

「臨地実習Ⅱ」報告会は、実習の事後教育の一環として行われるもので、4年生は実習成果の報告を3年生に向けて行い、プレゼンテーション能力の向上を図り、一方、3年生は発表を聞いて、自分達の実習をよりよいものとするために理解を深め、実習の準備や心構えを整えていきます。この報告会の内容を活かして、後期の「臨地実習Ⅱ」をぜひ充実したものとしてください。

お忙しい中、本学の学生教育にご尽力を賜りました実習施設の皆様方に、改めまして心より感謝申し上げます。

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