現場で学ぶ、未来の管理栄養士 -臨地実習Ⅱのご報告-
2024/04/01
健康栄養学科では、実践的な経験を通じて専門職としてのスキルや知識を深め、実際の現場での実務力を備えた管理栄養士を養成するために、臨地実習ⅠおよびⅡを必修科目としています。
臨地実習Ⅱ(臨床栄養学)では、傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適正な栄養管理やチーム医療の一端を経験することを目的として、病院で2週間の実習を行います。
病院で勤務する管理栄養士の業務内容は多岐に渡りますが、給食管理業務も非常に重要な役割です。今回の実習では、NST(Nutrition Support Team、栄養サポートチーム)回診や各種委員会などにも参加させていただき、実際の臨床現場で活躍する管理栄養士の先生方の姿を拝見する大変貴重な機会となったようです。
以下の写真は、実習病院で職員向けのバレンタインランチを提供した様子です。実習病院のブログにも本学科学生の様子をご掲載いただきましたので、こちらやこちらもぜひご覧ください。
臨地実習Ⅱを終えた学生の感想
- 病院実習を通して、褥瘡ラウンドやVF(嚥下造影検査)、栄養指導見学など、さまざまな貴重な経験をさせていただきました。委員会や病棟カンファレンスでは、多職種の方がいるからこその質問や回答、提案が見受けられ、常に情報の共有をしながら連携を取ることの重要性を改めて理解しました。患者様との信頼関係を築くためにもコミュニケーションは必須であると感じたため、コミュニケーションを通して患者様に寄り添う管理栄養士を目指したいと思いました。
- 今回の実習では、授業では目にすることができない看護師や言語聴覚士など他職種の方々と管理栄養士との関わりを間近で体験することができ、多職種連携の重要性について理解が深まりました。また、栄養指導を実際に行う機会があり、事前準備の大切さや栄養指導の難しさを感じ、多くのことを学ぶとともに新たな課題を見つけることができました。