「観光文化入門I」紹介 Part 2

5月に紹介した観光文化学類の入門科目「観光文化入門I」は、観光文化学類の専任教員7名全員が交代で講義を担当し、無事に15回の授業を終えました。最終回の授業で行ったアンケートには、毎回新鮮な内容で飽きることがなかったという好意的な感想が多く書かれていました。今回は羽鳥修先生が「アメリカ合衆国の首都ワシントンを巡る歴史と文化の旅」の講義内容を紹介します。


「アメリカ合衆国の首都ワシントンDCを巡る歴史と文化の旅」をテーマとして授業を行いました。まず、DC中心部のナショナル・モールに点在する主要な観光資源である連邦議会議事堂、議会図書館、国立公文書館、ワシントン記念塔、リンカン記念堂、ジェファソン記念堂、ホワイトハウスのほか、スミソニアン博物館群などの場所を地図上で一つひとつ確認しました。

次いでおよそ20分の時間を使って、履修者は個人またはグループでレジュメにある質問に取り組みました。スマートフォンや電子辞書の使用は自由です。質問は難易度により★初級、★★中級、★★★上級の3レベルに分類され、上級はかなりの難問です!回答後に授業担当者が解説を加えました。以下に質問の一部を紹介します。

上記のように、DCのモールには歴代の大統領の名前がついた場所がたくさんあります。そこで、アメリカ大統領に関する質問です。

  1. ① 大統領が就任式を行う場所はどこですか。★
  2. ② 就任式で宣誓の際に大統領が左手を置くのは何の上で、まただれの前で行いますか。★
  3. ③ アメリカは政教分離を憲法で定めていますが、②を行う大統領就任式はこれに反していません。理由はなぜですか。★★★
    *ヒント:政教分離を英語で書くとseparation of (    ) and (    )
  4. ④ DCで最初に大統領就任式を行ったのはだれですか。★
    *ヒント:その大統領は独立宣言を起草した中心人物です。
  5. ⑤ 独立宣言の前文に「・・・すべての人間は神によって平等に造られており、一定の譲り渡すことのできない権利を与えられており、その権利のなかには(    )、(    )、(    )が含まれる。」とあります。(    )のなかを埋めてみましょう。★★ 
    また、こうした考え(思想)をなんというのでしょうか。★★ 
    国立公文書館に独立宣言、合衆国憲法や権利章典が保管されていますが、そのほか日本と関連する重要な文書もあります。それはなんですか。★★
  6. ⑥ 南北戦争中の第16代大統領はだれですか。★ 
    彼が暗殺された場所はどこですか。★★
    また、奴隷解放宣言が公布されて100年目にあたる1963年にDCで行われた歴史的イベントの通称はなんですか。★ 
    このイベントの最後に彼の名前がついた記念堂の前で「私には夢がある」という演説をした人物はだれですか。★ 
    彼らが展開した運動名を日本語と英語で書いてみましょう。★★

解説の中では、観光資源の説明だけでなく、DCの移動手段や宿泊施設を紹介しました。また、DCを舞台とする映画として、ウォーターゲイト事件を扱ったロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン主演の『大統領の陰謀』やニコラス・ケイジ主演『ナショナル・トレジャー』も併せて紹介しました。

今回の授業ではアメリカの首都を取り上げましたが、場所はアメリカにとどまらず、その他各自が興味関心のある観光資源の研究を通じて歴史や文化の知識・教養を広め、さらに今回の授業を通じてゼミ論や卒論を書く際にテーマを見つけるきっかけになれば、ということを念頭に置いて授業を行いました。  (羽鳥修)

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