産学連携ツーリズムコマジョ:H.I.S.と若者の海外旅行を促進する「遊学旅」を共同開発!~本学学生によるツアー企画案の商品化が決定!~
2019/09/02
2019年1月に駒沢女子大学は、観光教育と企業における人材育成を有機的に連携させ、観光産業で活躍する人材育成に寄与することを目的として、株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)と観光人材育成のための産学連携協定を締結しました。これに基づき、観光マーケティングを研究する鮫島卓ゼミの3年生は、課題解決型授業(PBL)として若者の海外旅行促進を目的に、世界を楽しく学ぶ「遊学旅」をH.I.S.と共同開発することになりました。
採択されたタイチームの学生
H.I.S.担当者と企画案に対する質疑応答
プレゼンテーションの様子
学生が作成した企画書
学生たちは4チームに分かれて、オーストラリア、タイ、ニュージーランド、ハワイのツアー企画を行い、約3ヶ月かけて、グループワークやテレビ会議でH.I.S.の担当者からアドバイスを受けながら検討を重ねました。7月17日にはH.I.S.の企画担当者をお招きしてプレゼンテーションを実施しました。選考の結果、タイチーム(井上真希さん、池田茉莉さん、加藤由希さん、児玉美恵さん)が企画した「教科書には書かれていない戦争を学ぶ『クワイ川に虹をかけた男』の軌跡を辿るタイ感旅5日間」が商品化企画案として採択されました。
タイチームの企画案
オーストラリアチームの企画案
ハワイチームの企画案
ニュージーランドチームの企画案
遊学旅は、「若者が旅を通じて楽しく世界を学ぶ」をコンセプトに、旅行前・旅行中・旅行後の一連の観光行動のプロセスをひとつの旅行体験と位置付けて、新たな旅行商品の体験価値を創造しようとする取組みです。具体的には、旅行前に映画や文学作品を通して学ぶ「前旅」、旅行中に五感の体験を通じて学ぶ「中旅」、旅行後に旅行経験をふりかえり・共有・拡散する「後旅」という一度の旅行で三度の旅行を楽しめる学習プログラムとして開発しています。今後は、女子大生ならではの視点でプロモーション計画を立案して、10月の発売開始に向けて準備を行っていきます。今後の活動にご期待ください。
学生のコメント
- 私たちタイチームのツアーを採用して頂き光栄です。何度も修正を重ねて、大変なこともありましたが、チームメンバーの思いを形にすることができました。商品化に向けて、さらに磨き上げて、私たちにしかつくれない新たな旅を提供できるように頑張ります。
(池田茉莉さん) - 企画にあたり、コンセプトやターゲット決めなど大変なことが沢山ありましたが、楽しんでツアーを作ることができました。自分が行きたいツアーではなく、顧客に買ってもらうツアーにするために多くの苦労に直面して挫折しかけましたが、チームの他のメンバーと協力しながら、知らないことを知る楽しさがわかるようになり、結果的には良いものを作り上げることができました。
(児玉美恵さん)
(担当教員 鮫島卓)