ユニバーサルマナー検定3級を学生と教員が取得
2023/05/29
観光文化学類では2023年4月15日から16日の2日間にわたり、2年生全員を対象とした都内宿泊研修を行いました。2日目にはユニバーサルマナー検定のセミナーを受講し、参加学生と教員全員がユニバーサルマナー検定3級を取得しました。
ユニバーサルマナー検定とは
ユニバーサルマナー検定とは、高齢者や障害者に対するサポート方法やコミュニケーションの習得を目的とした検定試験です。セミナーを受講することで3級の取得が可能です。
当日は、自身が聴覚障害者である株式会社ミライロの薄葉さんを講師に迎えて、「障害は人ではなく環境にある」とするユニバーサルデザインの考え方や障害者の視点についてグループワークをしながら学びました。また、障害者に対して具体的にどんな声を掛けてサポートしたらよいのかについて、実践的な学びができました。
学生の声
- 観光文化学類2年 橋場結菜さん
自分が今まで見たことのなかった「耳マーク」や「オストメイトマーク」の意味を知ることができ、意識してマークを探してみようと思いました。また、高齢者の方や障害者の方を見かけた際にはセミナーで習った「お手伝いできることはありますか」と声をかけたいと思いました。 - 観光文化学類2年 三木 茜さん
不自由な方が困っている場合にどうするべきかについて具体的に知ることができました。無関心と過剰の間である「さりげない配慮」や「見守り」が必要なのだと理解することができ、とてもためになりました。困っている方に遭遇した時に、助けようと思ってもなかなか声を掛けられなかったのですが、セミナーを受けて「迷わず・素直に・すぐ行動」し、「100点満点を目指さない」ことが大切だと知り、それを意識して行動していこうと思いました。
国連によると障害者人口は世界人口の15%にもなると言われています。障害者の視点を知ると、健常者にとって当たり前の世界がいかに不自由であるかを実感します。ユニバーサルマナーの知識を習得することで、ホスピタリティ精神により磨きをかけることができました。また、セミナーを通じて、社会を変えるのは他の誰かではなく自分自身であることを実感するとても良い機会になりました。
観光文化学類 鮫島 卓