国内インターンシップ2021年度春季~ポストコロナの実習へ~
2022/04/18
2020年度以降、新型コロナウイルス感染症の影響で、観光文化学類のインターンシップは中止またはオンラインでの開催でしたが、今季の実習はほぼ対面式に戻りました。これまでの経験からオンラインの良さも認識され、ハイブリッド形式も導入する企業もあり、ポストコロナ時代に突入したとも言えます。
インターンシップ実習は、「旅行業実務」、「ホテル業実務」、「ホスピタリティ業実務」の3つのカテゴリーで実施され、18名の学生が参加しました。
学生たちは、事前に「企業文化研究」や「履歴書の書き方」などの授業やマナー講座などを受講し、実習に備えました。今回の事前授業では、インターンシップに参加した4年生の就活体験談などもオンラインで聞くことができ、より一層充実した事前学習となりました。
期間はインターンシップ先によって異なりますが、後期授業終了後の2月上旬から3月にかけて行われました。ほとんどの受け入れ先企業が対面式となったので、参加した学生たちはオンラインでは学べない多くのことを新たに学べたようです。
実習生の声
- 実習を通して自ら考える力を得ることができたと感じています。修学旅行のプランを作成するために、校長先生役の方に営業をし、それを生かしてプランを考えるという流れは、自ら考える力を与えてくれたと思います。校長先生役の方に質問を考えることで、相手の立場になって物事を考えるという力もつきました。今回の実習で得たことを生かし、今後の就職活動を頑張っていきたいと思います。
Aさん 株式会社エイチ・アイ・エスに参加 - 今回の実習では多くの人に出会い、たくさんの経験をした。その中で、分からないことは聞くことの大切さ、仕事のやりがい、笑顔でいることの大切さを強く感じた。不確定の情報を、お客様に伝えることはできない。だからこそ、少しの疑問でも分かる人に聞き、お客様に伝えることが大切であるということ。接客以外の仕事も周りの環境を覚えることができたり、従業員同士の絆が深められたりとすべて意味のあるものなのだと感じることができたこと。笑顔でいることで、周りの人への印象が良くなり接客だけでなく大切であるということ。この三つのことがとても印象に残っている。尊敬できる多くの先輩方と一緒に働くことで、こうなりたいという思いが強くなる貴重な経験であった。
Bさん ヴィラフォンテーヌグランド東京有明に参加 - 印象に残ったことは、式をつくるのに想像よりも多くの人が関わっていたことです。株式会社CRAZYの方たちだけでなく会場・料理提供・音響・照明などさまざまな役割の方たちがいることでつくりあげることができるのだと実感しました。それと同時に式をつくるにあたり、「人とのつながり」が重要であることも実感しました。実習を行ったことで将来就きたい仕事の業務内容や大変さ、そして結婚式に携わる仕事のすてきさを発見・再確認することができました。
Cさん 株式会社CRAZYに参加 - インターンシップを通して、観光協会の方々やペアテラスでお話を聞いて稲城市の魅力、観光政策の取り組みを学ぶことができました。お話を聞き、一部ではありますが、取り組みを見て体験させていただいたことであたらしい発見をすることができました。また、自分の課題点を見つけることもできました。新しい発見とは、稲城市の歴史や東京都でありながら里山を感じられるという点です。自分だけでは目を向けなかったところでした。住民や私たちのような何気なく稲城市を利用している人に魅力を感じてもらう難しさを感じました。
Dさん 稲城市役所・稲城市観光協会に参加 - 印象に残ったことはお客様からの感謝の一言です。エレベーターが一緒になった際にさりげなく言われた「とてもすてきな時間だった、ありがとう」という言葉は実習が終わった今でも忘れられません。フロントのみならず各部署がお客様へのすてきなホテル時間を提供することに務めたからこそのお言葉だと感じられました。新たな発見は、考えていたよりも部署同士の連携の重要さです。ホテル業に限らず情報伝達の大切さを改めて学んだ1か月間でした。
Eさん ロッテアライリゾートに参加 - 印象に残ったことは「地球の歩き方」が愛される理由が分かるさまざまな出来事でした。会議の際には視野が広く、興味の部分を多く持つからこそ出せる意見がありました。こうしたまとめるだけでない、「地球の歩き方」らしさを追求する姿勢が読者にも伝わるのだろうと感じました。
Fさん 株式会社地球の歩き方に参加