第17回 観光文化コースゼミ 合同ツアープラン発表会
2020/01/22
2019年度の観光文化コースゼミ合同ツアープラン発表会が、12月18日に学園講堂で開催されました。今年度は4つのゼミがそれぞれ特色あるツアープランを準備し、発表会に臨みました。当日の司会進行とポスター作成は加藤ゼミの3年生が担当しました。各ゼミのツアープランを、写真と学生の感想と共に、発表順にご紹介します。※
1.私たちが選ぶアメリカベスト4州の旅:羽鳥ゼミ
日本の25倍の国土を持ち、さまざまな「顔」のあるアメリカの4州を選び、思う存分楽しむ女子旅をカスタマイズしました。ピルグリム・ファーザーズが入植したアメリカの故郷と呼ばれるプリマス。世界のファッション・芸術・経済の発信地ニューヨーク。コロラド川の侵食によって作られた大渓谷グランドキャニオン。そして最後にロサンゼルスのディズニーランドを堪能します。
- 準備を通して、アメリカの歴史やその観光資源の背景を学ぶことができました。自分がアメリカに旅行に行くときはこのツアープランを参考にしたいです。準備には時間をかけ、当日はいいものが出来上がったと思います。本当はもっとゼミ全員で協力してやり遂げたかったし、もっといいものが作れたとも思う反面、たくさん作業した分とても思い入れの強いツアープランになり、スタイリッシュなパワポとパンフレットが作れて楽しかったです。(K.R.)
- ツアープランを一から自分たちで作成してみて、普段はさらっと見ていたパンフレットも自分たちで作るとなるとこんなにも大変なのだと実感しました。全て一からの制作には時間がかかりましたが、完成したときは本当に感動しました。パンフレットのデザイン、配置、色など苦労しましたが、楽しかったです。また、他のゼミの発表を聞いて、それぞれ工夫している部分を感じ、そのゼミなりの個性が出ていてどれも素敵なツアープランだと感じました。(K.N.)
2.イスタンブール~ゆったり旅する癒しの7日間~:加藤ゼミ
ゴールデンウィークに、イスタンブールをとことん楽しむ女子旅です。ポイントは、この時期だけのチューリップ祭りを楽しむ、異世界の宮殿・モスクを巡る、トルコならではの名物料理を食す、締めくくりに癒しの伝統風呂ハマムと豪華なクルージングディナーを楽しむ、の4つです。世界で唯一アジアとヨーロッパの二つの大陸にまたがる都市イスタンブールの魅力を味わいつくします。
- パンフレットとパワーポイントの作成を担当しました。パンフレット作成では、表紙をインパクトの強いものにしたかったため、縦表記を選びました。また、イスタンブールのエキゾチックな魅力を意識して、中の色調、デザインやフォントにもこだわりました。
パワーポイントは、文字ばかりではなくアニメーションを使い目で見て楽しめるものを作成しました。ゼミのメンバーが作成したものを期限までに送ってくれたため、しっかりしたものができたし、発表も上手くいったと思います。(H.T.) - ゼミ生全員でツアープランの構成を練り、作り上げられたことが、発表が成功したいちばんの理由だと思います。役割分担をきちんとしたことで作業をスムーズに進めることができました。情報を集めて、しっかり調べて作ることができたので、完成したツアープランに愛着がわいたし、達成感がありました。みんなで一つのものを作り上げられて、とても楽しかったです。 (I.M.)
3.古今之美~過去と最新を味わう北京女子ツアー~:張ゼミ
北京は3000年余りの街造りの歴史を持つ古都で、第一級の名勝史跡に恵まれた観光都市です。同時に目まぐるしい経済成長によってハイテク都市へと変貌をとげつつあります。「景色・フォトジェニック・安心安全・郷土料理」を4つのツアーポイントに、故宮、万里の長城などを訪れ、旅好き女子の心をつかむ新しいお洒落スポットも楽しむツアープランです。
- 北京のツアープランを作るのは楽だろうと思って始めましたが、資料を調べているうちに少しずつ自分の知識不足に気づいていきました。翻訳アプリを使いながら、北京旅行をした日本人のコメントを見ると、内容は賛否両論でした。最近は北京も首都として急速に発展してきているので、悪い評価を見た時に、故郷のいいところを今回の発表で見せたいという責任感が湧いてきて、さらにパワーアップして完成させました。チームのみんなも私の意見や提案を優しく受け入れてくれました。パンフレット作成でも、改めて自分の日本語力の不足を感じました。編入生としてこの大学で過ごす時間は二年間しかありませんが、ステージに立つ経験もでき、良い思い出になり嬉しかったです。 (Y.A.)
- メンバーのチームワークが試される課題でした。パンフレットの作成や旅程など、実際にある旅行会社の商品や先輩方のツアープランを参考にして取り組みました。タクシーを使った運賃の計算や時間を考えた旅程づくりは特に大変でした。この課題を通してメンバーとしっかりコミュニケーションをとって協力する大切さを学びました。この経験は社会に出てからも生かされると思います。(O.Y.)
4.地球が作り出した自然の芸術ハロン湾から光降るランタンの世界を巡るベトナム6日間:鮫島ゼミ
ベトナムを巡る大学生活最後の女子旅です。ツアーポイントは「お祭り・自然・街並み・グルメ」の4つで、ホイアンのランタン祭り、エメラルド色に輝く世界遺産のハロン湾を巡るクルーズ、ハノイ、ダナンなど都市によって異なる雰囲気を持つ街並み、日本人の口にあうと言われるベトナム料理を楽しみます。
- 短い時間で1つのツアーをつくるのは本当に大変でしたが、ゼミの集大成としていい発表が出来たと思います。タイトルを考えるのが意外に大変でした。ツアーの内容やパンフレットのデザインなどチームで納得する1冊ができたのが良かったと思います。ベトナム人留学生の母国のツアープランという事で実際の距離やローカルなお店などベトナムの醍醐味を体験できるディープなツアープランが組めたので、進めていくうちに親近感が湧きました。(N.H.)
- 私の母国のベトナムのツアープランをみんなで考えることができて、とてもやりがいを感じました。ツアープランを検討するうちに、本当に行きたいとみんなが言ってくれて、日本とベトナムの架け橋ができたと思います。実際の発表では、ベトナムの歌を披露しました。多くの日本人にベトナムを訪れてほしいと思います。(L.T.D.)
各ゼミの発表後には、会場から質問が相次ぎ、活発な質疑応答が続きました。
後期のほぼ全ての時間を使って計画を立て、分担を決めて調べたことを持ち寄り、検討を重ねて全員でツアープランを作りあげ、発表にこぎつけました。苦労が多かっただけ、多くのことを学び、満足感を得ることのできた貴重な体験でした。
- ※ 本内容は、観光文化学類の母体である国際文化学科観光文化コースの合同発表会について紹介しています。観光文化学類での学びの参考にしてください。