海外旅行研修2017 ~シンガポール観光資源の理解と現地学生との交流~
2017/10/05
13年目の「海外旅行研修」、今年はシンガポールで実施しました。国際文化学科・観光文化コースの学生を中心に、10名(3年生9名・2年生1名)が9月4日~9日の研修に参加しました。※
学生たちは、前期の授業でシンガポールの歴史・文化・観光事情について学び、シンガポール国立大学の日本研究会の学生との交流に向けて、日本の伝統文化についてグループ別に調査し、プレゼンテーションと資料作成に取り組みました。
この研修の主な目的は、IR(統合型)リゾート資源を自分で確認し、海外の観光業界の現状を把握すること、そして現地の学生との交流を通して、国際的な感覚を身につけることにあります。
今年は、全日空の羽田発・深夜便を利用し、シンガポールには早朝に到着しました。全員寝不足でしたが、IRリゾートの観光資源を調査するため、午前7時からマリーナベイ地区やセントーサ島を見学しました。朝早くから夕方までの活動で大変疲れましたが、有意義な一日を過ごすことができました。
シンガポール市内
セントーサ島
マリーナベイサンズとマーライオン
マリーナベイサンズの夜景
ヒルトンホテルのスイートルームで
マリーナベイサンズの屋上デッキで
コンラッド・センテニアル・シンガポールのロビーで
2日目の午前中は、旅行会社(エイチ・アイ・エスシンガポール支店)を訪問し、支店長や担当者から業務内容やシンガポールの旅行事情などのレクチャーを受けました。
その後、ラグジュアリーホテルとして世界的に有名な「ヒルトンホテル」、船の形をした屋上にプールやデッキのある「マリーナベイサンズ」、そして「コンラッド・センテニアル・シンガポール」を訪問し、施設の案内や観光関連の解説をして頂きました。
HISシンガポール支店で研修
HISシンガポール支店で
3日目は、研修旅行のハイライトである「シンガポール国立大学」の訪問です。「日本研究会」のメンバーに学内の施設を紹介してもらい、グループに分かれて学食のフードコートで昼食を共にしました。
午後は「日本研究会」と研究発表やグループディスカッションを行い、相互理解を深めました。私たちの研究発表では、3つのグループがそれぞれ「全日空とシンガポール航空のサービス比較」、「日本の四季料理」、「和菓子」について発表しました。その後、シンガポール大学の学生をホテルのレストランに招き、楽しいひと時を過ごしました。
シンガポール国立大学で
日本研究会の学生とディスカッション
シンガポールの大学生との楽しい会食
地元の市場で食事
最終日は、グループに分かれて観光スポットや観光産業施設(JTBなど)を見学しました。シンガポール・チャンギ空港には、嬉しいことに親交を深めた「日本研究会」のメンバーが見送りに来てくれ、みんな感謝の気持ちでシンガポールを離れました。
現地の地下鉄を利用して移動
チャンギ空港で記念撮影
参加学生の声(研修レポートから抜粋)
- 有名な観光地を巡るだけでなく、現地の旅行会社を視察することができたのはとても良い経験でした。将来就きたい職種を具体的にイメージすることができ、新たに取り組んでみたいと思う分野も見つかりました。シンガポール大学の学生との交流では、自主的に様々なことに挑戦し、複数の言語を使い分ける学生に驚き、強い刺激を受けました。また、日本のおもてなしのレベルがいかに高いかを実感した研修でもありました。学ぶことが多く、自分にとってプラスとなる有意義な海外旅行研修だったと思います。
(3年Sさん) - 今回の研修で、シンガポールは観光地として魅力的な国だなと改めて感じました。日頃はシンガポールの大学生と交流する機会がないのでとても新鮮でしたし、駒沢女子大学とシンガポール大学の校舎などの違いに、カルチャーショックを受けました。ホテル研修では、普段は見る機会もないスイートルームを見学できて、大変よい経験になりました。また、日本仕様のフロアがあるなど、外国で日本人へのおもてなしを感じたのは初めてでした。
(3年Yさん) - 今回の研修では、個人旅行ではできない体験をすることができ、大いに勉強になりました。ヒルトンホテルの視察で、プレジデントルームに入れていただいたことは貴重な経験となりました。一般には入室できないと聞き、さらに感動が深まりました。HISシンガポール支店を訪問し、職員のみなさんからお話を聞けたことも大きな収穫でした。海外で働くことの意義について考えさせられました。この研修に参加してとてもよかったと思います。
(3年Sさん)
国際文化学科 張 景泰
- ※ 本内容は、観光文化学類の母体である国際文化学科観光コースのカリキュラムについて紹介しています。
観光文化学類での学びの参考にしてください。