木材・合板博物館を見学してきました。

住空間デザイン学類には、ものづくりに関わるいろいろな素材について学ぶ「加工・材料学」という授業があります。この授業では、建築や家具などを作る際の重要な材料である木についての理解を深めるために、毎年「木材・合板博物館」の見学会を行っております。
この博物館は、日本に合板(ごうはん)が誕生して100年の節目にあたる2007年10月に、木材・合板に関する資料を広く収集・保存・展示する世界で唯一の博物館として東京の新木場にオープンしました。今年は、梅雨の晴れ間の6月17日(土)に見学してきました。

前半は、4階のレクチャールームで博物館の佐藤館長から木質系材料についての講義を受けました。以前東京大学で木材の研究や教鞭をとられていた佐藤館長の講義はとても専門的で、学生たちは私の授業では得られない新たな知識を身に付けることができたようです。
後半は、3階の展示フロアに移動して実際に合板の突き板を作るロータリーベニアレース(丸太を大根のかつら剥きのように薄く剥く機械)の実演やさまざまな木材標本、各種合板、CLT、木造建築模型などの展示を見ながら説明を受けました。
目の前でヒノキの丸太がどんどん薄い板になって出てくるロータリーベニアレースの実演は、みんな初めてのとても新鮮な体験だったようです。

今回の見学は、今後の建築の授業やインテリアコーディネータ-の受験などにも役立つ知識が身につくとても充実した見学会でした。

木材・合板博物館

「加工・材料学」担当 榎本文夫

参加学生の感想

  • 博物館入口で記念撮影。
    博物館入口で記念撮影。
  • 佐藤館長から木質材料についての講義を受けています。まだみな寝ていないようです。
    佐藤館長から木質材料についての講義を受けています。
    まだみな寝ていないようです。
  • さまざまな木材標本、各種合板、CLT、などのサンプルを実際に手にしながら木材に関する知識が得られます。
    さまざまな木材標本、各種合板、CLT、などのサンプルを
    実際に手にしながら木材に関する知識が得られます。
  • ロータリーベニアレースの実演。ヒノキがかつら剥きにされてどんどん出てきます。
    ロータリーベニアレースの実演。ヒノキがかつら剥きにされてどんどん出てきます。
  • 「接着剤と合板について」の説明パネル
    「接着剤と合板について」の説明パネル

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