7月8日(土)オープンキャンパス 日本文化専攻「体験授業」(予告)

人間文化学類 日本文化専攻では、文学や歴史学、言語学や民俗学など多様な視点から「日本文化」をトータルに捉える広い学びを特徴としています。今回のオープンキャンパスでは、「日本語学」と「文学」のふたつの角度から「日本文化」を学ぶ楽しさを体験していただきます。
また、7月7日の七夕にちなみ、参加者のみなさんに短冊に願い事を書く企画をご用意しております。

7/8(土)オープンキャンパス お申し込みはこちらから

石川 創先生:明治・大正・昭和・平成・令和の「美しい日本語」

「美しい日本語を守ろう」という声が聞かれます。「美しい日本語とは何か」と問うと、「古くから日本人が使ってきた、本当に正しい日本語のことだ」との答えが返ってきます。明治の文豪である尾崎紅葉は、「よくってよ」「咲かないんだわ」といった表現を、女性の品位をおとしめることばであるとして痛烈に批判しました。明治から令和にかけての日本人が考える、「美しい日本語」について考えてみましょう。

石川 創先生「私の研究と授業」へ


  • 画像クリックで拡大表示

  • 画像タップで拡大表示

山本 元隆先生:ケンカを解きほぐす“和の心”

いつもは親しい間柄であっても、些細なことでケンカへ発展してしまうのは、私たち人間の日常茶飯の風景です。「火事と喧嘩は江戸の花」とうたわれた江戸時代、夫婦間のケンカをモチーフにしたおもしろい文学作品(夫婦宗論物語)があります。些細なことでも言い争いがヒートアップすると、引くに引けないのがケンカの常です。そのギクシャクした人間関係を解きほぐす日本文化の「和の心」について、『夫婦宗論物語』を手掛かりに探究してみましょう。

山本 元隆先生「私の研究と授業」へ


  • 画像クリックで拡大表示

  • 画像タップで拡大表示

7/8(土)オープンキャンパス お申し込みはこちらから

次回以降の体験授業のタイトルもご紹介します。ぜひ興味のある回に、何度でもご参加ください。

  1. 7月22日(土)
    • 「猿蟹合戦」異聞 -「蟹」の身分・職業を探ってみよう!-
    • 江戸時代における京都の夏のお楽しみ
  2. 8月5日(土)
    • 江戸時代の京都でなぜオランダ人が描かれた?
    • アニメから読み解く日本文化
  3. 8月19日(土)
    • 物語に登場する鹿の毛色は「九色」か? 「五色」か? 「金色」か?
    • 「鹿の鳴き声」をめぐる恋のゆくえ ―1,000年前の日本人の感受性―
  4. 9月2日(土)
    • おむすびはむすばない ―日本語の伝統的な「結びつき」―
    • 彼岸は“ひがん”とも言えない? ―言葉の多様性を受容する日本文化―

オープンキャンパスへ

ニュース・活動報告 :新着投稿