猪熊 弘子
専門分野
- 社会学
- 保育児童学
経歴
日本女子大学文学部英文学科を卒業後、高校教諭を経て、雑誌記者・編集者・翻訳者として働いてきました。その過程で保育の素晴らしさを知ると同時にさまざまな課題に直面し、保育事故予防、子どもの安全、防災、保育制度等に関するテーマについて取材・執筆してきました。お茶の水女子大学大学院博士前期課程で保育児童学を学びながら保育士資格を取得した後は、都内の幼稚園・認可保育所の副園長として勤務し、現場での経験も積んできました。
研究・活動
主に保育事故予防、子どもの遊びと安全、保育制度、子どもの権利、保育の質、評価等の研究をイギリスなど海外に焦点を当てて行っているほか、日本各地の幼稚園・保育園で、遊びと安全についてのワークショップ等も行っています。現在もジャーナリストとして取材・執筆を行うほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等に出ることがあります。
資格・免許
- 保育士
- 高等学校教諭一種免許(英語科)
- 中学校教諭一種免許(英語科)
メッセージ
日本の保育・幼児教育は「環境を通して行う」ものと定められています。子どもを取り囲むさまざまな「環境」はどれも豊かなものでなければなりません。子どもと関わる保育者も、その「環境」のひとつです。豊かな感性を持ち、より良い人間性を備えていることが求められます。また、幼稚園・保育園は子どもが初めて出会う「社会」です。保育者は子どもに関する知識だけにとどまらず、広い視野を持って社会と関わり、考える力が必要です。そんな優れた保育者になるための最初の一歩を、一緒に歩んで行きたいと思っています。