2025年度 セジョン大学(韓国)ホテル観光学部 留学体験報告

1.留学の概要と目標

概要:

駒沢女子大学とセジョン大学(韓国・ソウル)との交換留学プログラムで2025年9月から12月の4か月間、ホテル観光学部に所属し韓国で生活しながら勉強をしました。

  • セジョン(世宗)大学
    セジョン(世宗)大学

目標:

渡航前はTOEIC450点程度の英語力で、専門的な講義を英語で理解するには程遠いレベルでした。しかし、自ら厳しい環境に身を置くことで学力の向上だけでなく人間としての成長を目標に留学をしました。

2.学業・大学での活動

セジョン大学では専門科目のResort Management/Principle of Hospitality Management、韓国語を学ぶKorean Language and Culture/ Korean Thinking and Expressionを履修しました。

学習環境:

現地の授業で最も日本との違いを感じた点は、学生が主体となる能動的な学習スタイルです。日本の大学では講義を聞く形式が一般的ですがこちらではディスカッションが毎授業あり、発言数も多く日本との違いを感じました。また、課題の内容も非常に実践的でした。教室の中で終わらせず、実際に現地の観光地やホテルへ足を運び、サービスや運営状況を分析してレポートにまとめるというフィールドワークが多く課されました。教室で学んだことを現場でどう生かすかを常に考えさせられる点は、日本の座学中心の授業とは大きく異なる点だと感じました。

  • 授業の様子
    授業の様子
  • 課題で訪れた景福宮
    課題で訪れた景福宮

課題:

英語での授業や進むスピードの速さに加え、専門的な用語も多かったため最初の1か月は授業を聴くだけで精一杯でした。特にPrinciple of Hospitality Managementの授業は英語で自分の意見を伝えるディスカッションの時間があり、自分の英語力の拙さを実感しました。授業内でのグループ発表では原稿を暗記して臨む発表に苦戦しましたが、メンバーに助けられながら無事終え、達成感と成長を感じることができました。

3.現地での生活

生活:

寮は講義が行われる棟の上階にある学生寮でした。通学時間がかからないため学業に専念できる非常に恵まれた環境での生活でした。ただ寮では食事の提供がなかったため、食事は金銭面も含め自己管理が必要でした。大学内にいくつもコンビニがあり利用することもありましたが、寮内の共同キッチンを利用して自炊を行うなど生活のリズムを整えるように心がけました。また、韓国での生活において金銭面で最も助けられたのは交通費の安さです。日本に比べて公共交通機関の運賃が非常に安価だったため、経済的な負担を気にせず移動することができました。

  • 寮の廊下
    寮の廊下

人間関係:

友人関係の構築において、日常的なきっかけとなったのは授業でのグループワークでした。他国の留学生と課題に取り組む中で、意見を交わしたり連絡先を交換したりすることで、徐々に交友関係を広げることができました。 その中で最も印象に残っているのは、大学内で開催されたハロウィンのイベントです。このイベントでは、初対面の韓国人学生や各国の留学生と即席のグループを組み、共に仮装をしてゲームに参加しました。最初は緊張もありましたが、仮装という非日常的な要素も手伝ってすぐに打ち解けることができました。国籍や年齢、言語の壁を越え、その場にいる全員で一つのことを本気で楽しんだ経験は、言葉では表現できないほどのつながりを感じられる非常に貴重な時間となりました。

  • ハロウィンイベント
    ハロウィンイベント

文化:

韓国のペダル(出前)文化の浸透度には驚かされました。日本以上に利用頻度が高く、寮や家だけでなく、屋外にも届けてくれるシステムには感動しました。

  • ペダル
    ペダル

4.成長と成果、今後の展望

最大の成果は、実践的な環境下での聴く力の向上です。英語で行われる専門科目の授業では、教授の講義だけでなく学生同士の速い議論についていく必要があり、必死に食らいつく中で耳が鍛えられました。 また、韓国語についても授業での学習と並行して、飲食店や街中での実践を繰り返しました。教室で習った言葉が実際の生活で通じる喜びを肌で感じ、帰国する頃には日常会話がスムーズに聞き取れるレベルまで耳が慣れてきたと実感しています。

今後の展望:

この経験は、将来のキャリアに対する考え方も広げてくれました。言語は単なるツールではなく、相手の文化を理解するための鍵であると気づき、現在は英語・韓国語以外の言語にも関心を持っています。 残りの大学生活では語学学習を継続・発展させるとともに、留学中のフィールドワークで得た観光業の知識と掛け合わせ、将来的には語学力と異文化適応力を生かせるグローバルなフィールドや、観光・ホスピタリティ業界での就職を視野に入れて活動していきたいと考えています。

5.終わりに

振り返ると、この4か月は私の人生において最も濃密な時間でした。語学力の向上はもちろんですが、精神面での成長や人生において大きな糧となる貴重な経験をしました。この4か月間の経験から「行動しないことには何も始まらない」ということを肌で感じました。留学をゴールにせず、留学で知った「世界とつながる楽しさ」を今後の就職活動やその先の人生にも生かしていきます。この貴重な機会を与えてくださったすべての方々に厚く御礼申し上げます。

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