産業保健に関する学会参加で感じた看護学部の学びの深さ
2025/09/16
先日都内で開催された、日本産業衛生学会第2回関東地方会学会にて実行委員長を務めました。学会とは、医療や看護の専門家が集まり最新の研究・取り組みの発表や情報交換をする大切な場です。今回運営に携わり感じたのは、看護の専門家として「社会に発信していく力」が求められることです。学会準備運営も医師、歯科医師、薬剤師、看護師、保健師、技術職と多くの皆さまと協力して行っていきます。これは看護の現場で多職種と連携しながら患者とご家族を支える姿勢につながります。さらに、大学から新たな研究成果を発信することで、未来の医療に貢献することができます。
 
 今回の学会講演集
今回は「職業性腰痛の予測因子としての腰痛既往と体幹筋肉脂肪比の検討:看護・介護職を対象とした前向き研究 」というテーマで共同研究者として発表しました。
 
 会場の様子
学会内で併催された各専門職の研修会では、保健師・看護師に関連するテーマとして「これで進む!ストレスチェックを活用した遠隔職場環境改善の実践」がありました。講演を聴いた後にスモールグループに分かれ、遠隔参加型職場環境改善の手法を体験的に学ぶとともに、遠隔でのストレスチェック運用方法のコツなどを身につけるきっかけとなる研修会でした。このように発表のみでなく研修受けながら学ぶという企画もありました。
 
 懇親会のお料理
駒沢女子大学看護学部での学びは、知識や技術に留まらず社会に貢献できる力を育てます。日々皆さんと一緒に未来につながるワクワク感を経験でき、私も教員として大きな幸せを感じています。
文責:大久保 茂子


