「精神看護学Ⅰ」の授業紹介

駒沢女子大学看護学部では、2年生後期に初めて精神看護学について学びます。精神科の疾患や看護について学ぶ前に、まずは、心の健康とは何か、人の発達段階における心理社会的な課題にはどのようなものがあるのか、ストレスにどう向き合うかなどメンタルヘルスについて学んでいきます。

中でも、この授業でもっとも学生たちに好評なのが、当事者の方のお話です。精神疾患を持ちながら地域で生活していらっしゃる方、社会で活動されている方をお呼びし、ご経験を話していただきます。学生たちはお話を聞いた後、異口同音に「自分たちと変わらない」と表現します。病気によって苦しい思いや大変な思いをなさっていますが、自分たちと同じように、楽しみがあり、趣味をもち、人付き合いしていることにハッとさせられるのです。疾患を学ぶ前に、患者さんも疾患を持ちながらも健康的な部分がたくさんあることを知り、全人的な理解をすることを目指しています。

今年はなんと5名の方がお話してくださいました。授業にお越しいただいた方には、学生の学びのために、ご自身の苦しかったことも含めて貴重な体験をお話ししてくださり、心から感謝申し上げます。

文責:松尾 真規子

学生の感想から抜粋

  • 授業風景
    授業風景

ボイス :新着投稿