本学着任のご挨拶 戸村ひかり(看護学科 在宅看護学 講師)

4月より看護学科の在宅看護学の教員として着任しました戸村ひかりと申します。どうぞよろしくお願いいたします。

私は、看護師免許取得後、大学病院の看護師と、訪問看護師として経験を積みました。その中で、病院から在宅への移行期における看護の重要性を感じ、大学院に進学して退院支援をテーマにして研究を行いました。大学院修了後に看護系大学の教員となり、前任校と通算して10年目になります。

今年は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、4月に入ってすぐに緊急事態宣言も出され、学生の皆さんが入校禁止となり、本来なら活気に溢れているキャンパスがとても静かで、寂しい春となりました。学生の皆さん、とくに新入生の方々は入学式も中止となり、先の見通しも立たず、不安や戸惑いが大きかったことと思います。

5月からはオンラインで遠隔授業が始まり、パソコンのモニター越しですが、在宅看護学の授業で3年生の学生の皆さんとは繋がることができるようになりました。皆さん熱心に授業に参加され、病院から在宅への移行期や、在宅で療養生活を送る療養者や家族への看護について、病気だけではなく、生活や気持ち、生きがいなどもにも着目して、考え、学んでくれており、感心しています。ただ、遠隔授業が始まって1か月が過ぎ、少しずつ授業に慣れてきつつも、他の学生さんに会えないことで孤独感を感じたり、疲労も蓄積してきていることでしょう。授業内容について、なるべく分かりやすく、楽しく学べるよう方法等を工夫できればと思いますので、皆さんからもいろいろ感想や意見を伺えたらうれしいです。

駒沢女子大学のキャンパスは、自然が豊かで、居心地の良さを感じます。本学の就任日には、校門の桜並木が出迎えてくれました。現在は、アジサイの花が見ごろです。このキャンパスで学生の皆さんと一緒に過ごせる日を、心待ちにしています。

  • 校門の桜並木(4月)
    校門の桜並木(4月)
  • キャンパス内のアジサイ(6月)
    キャンパス内のアジサイ(6月)

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