成人看護学Ⅱ(急性期)の授業を終えて

2年次後期「成人看護学Ⅱ(急性期)」の授業が終了しました。
本学の急性期には「救急看護」、「クリティカルケア看護」、「周術期看護」が含まれ、学生は、講義、技術演習、看護過程演習を通してこれらの看護を学びました。

  • 技術演習:救急・クリティカル(挿管)
    技術演習:救急・クリティカル(挿管)
  • 技術演習:救急・クリティカル(輸血管理)
    技術演習:救急・クリティカル(輸血管理)
  • 技術演習:周術期(離床援助)
    技術演習:周術期(離床援助)
  • 技術演習:周術期(呼吸訓練)
    技術演習:周術期(呼吸訓練)

特に、胃がん術後の患者の事例を用いた看護過程演習では、
1年生の時から履修してきた解剖学や生理学、現役医師の講義による疾病と治療の知識を駆使しながら、対象となる患者や家族に必要な看護とは何か?について、グループワークで真剣に考えている姿が印象的でした。

  • 看護過程(胃がん患者事例の展開)
    看護過程(胃がん患者事例の展開)

学生らは、急性期看護に対するイメージが持てたのではないかと思います。

実際の臨床の状況に目を向けみてみると、2015年より認定看護師対象の「特定行為」研修が開始されています。研修受講により、これまで医師の指示の下でしか行うことのできなかった様々な病態・治療の判断と実施について、看護師が行える範囲が拡大されました。急性期分野で言えば、たとえば、人工呼吸器の設定や循環動態に関係する薬剤投与、創傷管理などがこれにあたります。

学生は、少しずつ自分の将来をイメージし始めているのではないでしょうか。社会が求める看護師の役割拡大の現状も把握しながら、自分自身のキャリア形成プランを考えていってほしいと思います。

(看護学科 成人看護学 飯塚麻紀)

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