看護学部にガーナ大学からお客様をお迎えしました。
2019/12/25
12月12日(木)にガーナ大学から、医学部学部長のAyeh-Kumi教授と歯学部学部長Anno-Nyako教授が当大学看護学部看護学科を視察訪問されました。
日本の農業分野に関する大学視察のため農学専門のガーナ大学学長を含む6名で来日し、うち医歯学教授2名から日本の看護大学における教育について情報収集・意見交換、可能ならば実習施設の視察等を行いたいとの要望があり、本学部の来訪となりました。7日(土)に来日され、既に3つの他大学を視察され、当大学は、最後の視察大学とのこと。視察日は天候が良く、本学から真っ白な富士山の山頂部分を見ることができ、とても喜んでいました。
まず初めに、看護学部実習館へ行き、4階から1階へと順に教室の説明を行いながら案内しました。4階の情報処理室では、1年生の基礎ゼミⅡが行われており、教室内に学生5名と教員2名という状況に驚いた様子で、1学年何人いるのか?と質問がありました。1学年の定員は80名で、基礎ゼミは5-6名の少人数制で実施し、「大学生活をスムーズに行うためのセミナー」ですと、内容を簡単に説明したところ納得されていました。
続いて訪れた3階の精神・老年・地域在宅実習室においても、同様に1年生の基礎ゼミⅡのプレゼンテーションが行われており(写真①)、その時は、「邪魔をしたくない」とすぐに退室されました。
小児・母性系実習室では、コットに寝ている新生児は日本の出生時の平均体重で作られていること(写真②)や沐浴槽の頭の位置に設置されている鏡(写真③)の説明をすると「学生の動きをみるのに、良いアイデアだ」と感心していました。2階の基礎看護学実習室では、設備が立派で、廊下の棚にしまわれているピッチャーやベイスン、タオル類が配列正しくとても綺麗だと褒めて頂きました。
仏教系の大学ということをお話したので、照心館へも行き、1階の修道室、茶室、2階の坐禅室を見学され、(写真④)その帰り道で、和風庭園の鯉たちが飛び跳ねる姿を見て、日本の風景を満喫された様でした。
見学後は、食堂で昼食をとりました。その後、豊田学部長が看護学部4年間の教育スケジュールを説明しました。(写真⑤)質問は、主に実習のことや卒業後のこと、看護師国家試験について多くあり、日本の看護教育の現状も説明しました。ガーナ大学では、授業はすべて英語です。学生の交換留学には、ハードルが高そうですが、Ayeh-Kumi教授は、ガーナ帰国後、看護学部の学部長に視察内容を報告して、「是非良い関係を築き、まずは教員の交換留学から始めたい。」と、とても意欲的でした。最後に記念写真を撮りました。(写真⑥)
文責:村田友紀子