健康栄養学科「卒業生・在校生交流会」を開催しました

2020年2月1日(土)、本学にて2019年度の「卒業生・在校生交流会」を開催しました。

健康栄養学科では、2019年3月現在、1期生から7期生までの学生が卒業し社会で活躍しています。卒業生の多くは管理栄養士や栄養士として、病院や事業所、保育園や高齢者施設などに就職しています。大学の授業において、管理栄養士としての基本的な知識や技術は習得できますが、実際に栄養相談に来られた方々と関わるためには、さらに高度な知識や技術が求められます。しかし、実際の職場では、管理栄養士が1人、もしくは少数で勤務することも珍しくなく、身近な相談者や指導者、学習の機会を得ることが難しいと感じている人も多いと思います。

そこで本学科では、卒業生が日ごろ管理栄養士として活動する中で感じる課題や迷いをもちより様々な立場から検討する場として、また学年をこえたつながりを作る場として、「卒業生・在校生交流会」を毎年行っています。

第6回目となる本年は、初めての試みとして、医療現場での勤務経験をもつ卒業生と「症例検討会」を行いました。学会発表の経験をもつ卒業生1名が「症例発表」を担当し、参加者や本学の教員とディスカッションを行いました。症例をきっかけに、日ごろそれぞれの病院で使用している栄養剤や薬剤の活用、血糖値測定の方法など具体的な臨床実践の話から、患者さんとのコミュニケーションや管理栄養士としての業務のあり方まで、多くの質問や意見が出され活発な意見交換の場となりました。ディスカッションからは、臨床現場で日々、卒業生が真剣に業務に向き合い成長を続けている様子が伝わってきました。

終了後のアンケートには、同じ大学の卒業生であることから親しみある雰囲気の中で話ができたこと、先輩の発表を聞いて学びのモチベーションが上昇したことなどが記されていました。今後も、卒業生のみなさんの成長を支えていくことができる1つの場として「卒業生・在校生交流会」を継続していきたいと考えています。

文責:吉野菜穂子

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