平成27年度に新しく就任された先生方からコメントをいただきました。

西村一弘 教授 (管理栄養士)

はじめまして人間健康学部健康栄養学科に着任いたしました西村一弘と申します。

3月までは、委託給食会社を経て30年以上病院に勤務し、主に糖尿病・腎臓病・脂質異常症・高血圧症・肝臓病患者の栄養管理と栄養食事指導・運動指導を中心に、栄養と運動の介入を行ってまいりました。19年前に併設された介護老人保健施設では、デイケアサービスの責任者として、その立ち上げも行いました。その後は高齢者の介護予防・認知症・低栄養・褥瘡に対する栄養介入も行ってきました。地域包括ケアを見据えた地域住民への栄養支援や、在宅療養者への訪問栄養指導等も先駆的に行って参りました。

また、約15年前からは、本務と同時に様々な医療・栄養関連の学会や職能団体等の理事・評議員などの役職につき、多職種の団体の代表等とも協力しながら、医療や介護における管理栄養士・栄養士の制度や診療報酬改定等にも関わってきました。

ライフワークの一つとしては、ボランティア活動ですが『小児1型糖尿病のサマーキャンプ』の栄養スタッフのリーダーを行っているので、興味がある人は是非一緒に参加してください。

給食経営管理理論と実習、栄養食事療法実習の授業を担当しますので、みなさま是非研究室に立ち寄ってください。宜しくお願い致します。

岡田昌己 助教 (管理栄養士)

皆さんこんにちは。今年度より健康栄養学科の教員として勤務することになりました、岡田昌己と申します。私は、昨年度まで本校の助手として学生さん達をサポートしてきましたが、今まで行ってきたようなことに加えて、さらに手厚いサポートが出来たらと考えています。

私は元々、大学時代は数学科に所属していて、就職活動の時にはシステムエンジニアの会社に内定をいただいていました。しかし、「本当に自分のやりたいことはシステムエンジニアではない、何がやりたいのだろう?」と考え始め、その時は「何か栄養のことを学んで教えたい。」と思い始めていたので、内定を断って栄養士の学校に進学し直しました。

入学当初は、難しい言葉も多く授業がチンプンカンプンだったので、こんな難しいことを教えるなんて到底できないと思っていましたが、様々な環境やご縁もあり、こうして栄養に関わる教育現場に携われることが出来ました。

栄養士の学校の1、2年生の時にはわからなかったことが沢山でしたが、3、4年生の時に勉強に対する考え方を変えたことが、今こうしてここにいられるための分岐点だったと思います。1、2年生の時には、あまり勉強をしないわりに、何でもかんでも覚えてやろうという勉強方法だったのに対して、3、4年生の時にはとりあえず全体を眺めてみて、そのポイントとなることをまず最優先に学んで行くということを念頭に、そこから細かいところを理解するという勉強方法に変えました。それが見事に的中し、楽しく卒業研究を進めることが出来たり、管理栄養士の国家試験に合格できたのかなと思います。

皆さんには、是非早い段階で自分なりの勉強法などを発見していただけたらと思います。
特に、健康栄養学科の皆さんは国家試験という一大イベントが控えています。今まででこんなに勉強するのは初めてだ、という人が殆どになると思います。そのような中、自分の勉強法が確立していれば、きっとそこまで苦しくない受験勉強になるでしょう。
また、国家試験に限らず、基礎学力、通常の授業などを通して、「何がわからないかわからない。」と学生が言っているのを良く聞きます。私にはその答えをズバリあてることは出来ないですが、何がわからないのかを一緒に考えることは出来ると思います。もし何かつまずいたら放置せずに訪ねてきてください。何でもいいので力になれたらと考えていますので、よろしくお願いいたします。

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