健康栄養学科の学生が、親子食育教室を実施しました

健康栄養学科の学生が8月に「親子食育教室」を実施しました。この教室は、曽我部研究室で食育について卒業研究をしている4年生が企画立案し、健康栄養学科の1~4年生の多くの有志が学生スタッフとして参加しました。8月の2週目と5週目にそれぞれ教室を開催し、2回完結の教室としました。

1回目の教室では、大学の畑にてミニトマト、いんげん、ピーマンの収穫体験をして、これら夏野菜を使ったピザを作りました。また、お野菜を食べたらシールを貼るオリジナル食育教材「おやさいたべたよシート」を宿題として配布しました。これは、家庭での野菜の摂取量を増やす手助けするために作成した教材です。2回目に、家庭でよく食べた野菜を書き込んだ「おやさい食べたよシート」を持参していただき、本学科の学生が内容を見ながら子どもたちとコミュニケーションをはかりました。2回目の料理は、サバの缶詰を使った「おさかなハンバーグ」でした。学生が各テーブルについて、包丁で野菜を切る、ハンバーグをこねるなどの際には丁寧にアドバイスしました。ご参加いただいた保護者の方からは、「子どもの野菜への関心が高まった」、「ゆっくり子どもに料理を教える機会がないので、とてもよかった」、「子どもがとても楽しんでいた」など喜びの声をいただきました。

参加した学生スタッフからは「普段、接することのない幼稚園児と触れ合う機会となり、楽しかった」、「子どもたちが楽しんでくれているのがわかり、やりがいを感じた」など、普段の授業では味わうことのできない充実感を得ていたようです。今後も、地域貢献、さらに学生への実践的な教育機会のひとつとして親子食育教室を実施していきたいと考えております。

  • オリジナルキャラクター「菜sai(さいさい)フレンズ」のミニシアター
    オリジナルキャラクター「菜sai(さいさい)フレンズ」の
    ミニシアター
  • 食べ物の栄養についてのクイズ
    食べ物の栄養についてのクイズ
  • ピザ生地づくりに挑戦
    ピザ生地づくりに挑戦
  • 熱気あふれる調理室
    熱気あふれる調理室

食育教室の企画を担当した健康栄養学科4年、相田さんのコメント

今回の食育教室のメニューを決めるにあたって、何度も試作を繰り返しました。野菜をおいしく食べられ、子供たちが楽しくできる作業が多いメニューにしたくて、1回目は夏野菜ピザを選びました。2回目は、魚を使ったメニューにしたいと考え、家庭でも使いやすい缶詰のサバを使ったハンバーグにしようと決めました。魚のハンバーグは、食感や味付けがうまくいかず試行錯誤しましたが、子どもの好みに合うレシピを作ることができました。教室では、子どもたちが真剣に作業に取り組み、美味しいといってうれしそうに食べてくれたので、ほっとしました。当日は、多くの学生スタッフが、デモンストレーション係、子どもへのアドバイス係、裏方としての準備係などそれぞれの持ち場で活躍してくれたおかげで、楽しい雰囲気でスムーズに教室を行うことができました。今後はこの経験を活かして、管理栄養士として食の大切さを伝えていきたいです。

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