国内旅行業務取扱管理者試験合格者インタビュー

観光文化学類では、学生にさまざまな資格取得を勧めています。なかでも旅行業務取扱管理者試験は対策科目を用意して、万全の体制でサポートしています。難関の国家試験ですが、2018年~2021年で本学より12名の合格者が出ています。2022年の国内旅行業務取扱管理者試験に見事合格した田中彩心さんに話を伺いました。

観光文化学類3年生
田中 彩心(たなか あやみ)さん(神田外語学院出身)

Q 合格した旅行業務取扱管理者とはどのような資格ですか。

今回合格したのは国内旅行業務取扱管理者の資格試験です。この資格試験は旅行業法に基づき実施されるもので、旅行業者は各営業所に「旅行業務取扱管理者」を1名以上選任し、一定の管理及び監督業務を行わせることが義務付けられています。

Q なぜ受験をしようと思ったのですか。

旅行会社への就職を視野に入れているため、国家資格を取得したいと考えていたからです。また、試験対策の授業がいくつかあり、合格に向けてのサポート体制が整っているので受験しました。

Q 国家試験はどのような試験ですか。

国内旅行業務取扱管理者試験は年に一度行われます。国内旅行業務取扱管理者試験は旅行業法25問、旅行業約款25問、国内旅行業務28問の3科目で試験時間は120分です。マークシート形式で各科目正答率60%以上が合格です。国内旅行業務取扱管理者試験の合格率は30〜40%です。

Q 合格に向けてどのような学習をしましたか。

特に観光地理の勉強に力を注ぎました。参考書を1冊購入し、授業の空き時間などの隙間時間は全て暗記に費やしました。他にも白地図を使い、手を動かしました。観光地の位置の暗記や周りの場所とも関連づけて覚えられたのでとても効果的でした。また、旅行法規、国内旅行実務論、観光地理、夏休みの旅行業務取扱管理者試験特講を受講しました。特に夏休みの特講期間では足りていなかったものを復習し、過去問を解くことを繰り返しました。

Q これから受験する学生にアドバイスをお願いします。

特に力を入れるべきだと感じたのは、観光地理と運賃計算です。観光地理はいかに多く触れられるかが大切なので隙間時間を活用し、少しずつ覚えていけば大丈夫です。しかし、運賃計算は複雑なので、授業をよく聞き理解しつつ多くの問題を解き、基本と例外のパターンを覚えることが大切だと感じました。また、旅行業法と旅行業約款は毎年同じような形式の問題が出るので、ひたすら過去問を解くことをおすすめします。私は短い勉強期間での挑戦でしたが合格することができたので、これから始めてもまだ遅くはないと思います。難しい試験ではありますが、授業をしっかり聞き、最後まで諦めずに挑戦してみてください。

  • 田中 彩心さん
    田中 彩心さん

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