タイの学生とのオンライン交流会
2021/09/02
観光文化学類 杉野知恵
緊急事態宣言が発出された5月以降、オンラインに切り替わった授業が多くありました。今回はオンラインで実施した国際交流をご紹介します。
駒沢女子大学とタイのアユタヤラチャパット大学は、これまで相互に学生の往来を行ってきました。昨年も数名の学生が訪日を希望していましたが、コロナ禍で実現できませんでした。今年は、杉野ゼミの学生と「国際協力実習」(今年度は海外渡航ができないため実習は実施せず)に関心がある学生を中心とした有志によるオンラインでの交流会を試みました。タイからは、日本語学科の15名の学生が参加しました。1回だけの交流では、お互いに打ち解けるのは難しいだろうと、初回は自己紹介などによるアイスブレイクセッションとし、2回目と3回目にタイ側と日本側の関心のあるテーマで、少人数のグループで話し合いを行いました。
オンラインで記念撮影
日本側からは、授業時間の関係で、一部のみの参加となった学生もいましたが、タイの学生との交流は楽しかった、またこのような機会があったらぜひ参加したいという声が多く寄せられました。また、タイの参加学生全員が交流会後に感想を送ってくれました。一部をご紹介します。
タイの学生によるプレゼンテーション
駒女の参加者からの感想
- 貴重な時間を過ごすことができました。このような状況下でも国境を超えて交流できたことがうれしかったです。
- オンラインで会話するのは難しいところもありましたが、楽しかったです。タイの学生のGoogle Meetの背景に個性が出ていて、見ているだけでも面白かったです。
- パワーポイントのプレゼンテーションが丁寧に作りこまれていて、自分たちのゼミでのプレゼンにも参考になると思いました。タイの学生にとっては、外国語のプレゼンで大変なはずなのに、私たちの興味を惹きつける工夫がたくさんあって驚きました。
- 今回の交流会でタイの学生が日本や日本人に対してとても好意的な印象を持っているのが分かりました。途中うまくつながらなかったり、音が途切れてしまったり、通信インフラの違いを実感する場面もありましたが、何とか無事にやり取りができてよかったです。
タイの学生からの感想
- 交流の時、いくつかの言葉は聞いても分からなかったので、緊張してどうしたらいいのか困りましたし、日本人と話すのはドキドキしましたが、楽しかったです。日本語をさらに上達させるために頑張りたいです。
- 私は今回、オンラインで日本人と話すのは初めてだったので、とても緊張しましたが、すごく楽しかったです。駒沢女子大学の大学生たちと先生は優しかったです。話している時、簡単な言葉を使って話してくれました。聞きやすくて、分かりました。いろいろなことを交流してくれてありがとうございました。
- 私は教室で日本人の先生としか話したことがありませんでした。私はこの交流がいい活動だと思いました。話す時、練習する時、準備する時は間違いがたくさんあっても、その間違いからいい経験になったと思います。
まだしばらくは海外に出かけることが難しい日々が続きますが、それでも国境を越えてつながる方法はいろいろあります。観光文化学類では、オンライン時代ならではの新たな学びを追求していきます。