H.I.S.寄付講座「観光文化入門Ⅱ」紹介 ~「女性のキャリアデザイン」女性目線の働き方・生き方について~ Part 1
2019/11/06
後期の入門科目「観光文化入門Ⅱ」は、観光ホスピタリティ産業の様々な分野で活躍する女性経営者・女性の企業幹部を講師にお迎えし、女性のキャリアデザインをテーマに講義を行っています。駒沢女子大学は、株式会社H.I.S.と「観光人材育成のための産学連携協定」を2019年1月17日付で締結し、この産学連携協定のもと、この授業が実現しました。
第1回の授業風景
第1回の授業風景
皆さんは、最近メディアでよく耳にする「ダイバーシティ(Diversity)」という言葉の意味をご存じでしょうか?直訳すると「多様性」ですが、企業環境・社会環境が変わる中、性別・人種・国籍・宗教・年齢・学歴・職歴などの多様性を活かし、企業の競争力に繋げる取り組み、社会の変化を意味しています。特に多様化する社会の中で、女性の活躍は、今後ますます増える一方になると予想されます。この授業は、観光ホスピタリティ産業に対する理解を深め、その仕事内容はもちろん、女性目線の働き方・生き方について学ぶことを目的としています。
次の写真が示すように、「旅の力」、「ツーリズム産業の可能性」、「多様な働き方・生き方」が授業の3本柱です。
全15回の授業の中、初回は観光におけるダイバーシティと女性活躍などについて説明を行い、現在5回目が終了したところです。第2回目は、H.I.S.人事本部D&I推進室 野田恵氏による「旅行業の働き方とキャリア」、第3回目は鶴巻温泉元湯陣屋女将・代表取締役 宮崎知子氏による「旅館業の再生とキャリア」、第4回目はシャングリラ東京人事部長 武尾勢津子氏による「外資系ホテルの働き方とキャリア」、第5回目はテイクアンドギヴ・ニーズ人事部長 金井友香里氏による「ブライダルプランナーの働き方とキャリア」の講義が行われました。
各授業の後半には、予めお願いして描いていただいた「人生曲線」のアップダウンについて、担当教員で本授業コーディネーターを務める鮫島卓先生の質問に答える形で説明していただき、最後に受講生からの質問時間を設けています。
第2回「旅行業の働き方とキャリア」
第2回「旅行業の働き方とキャリア」
第3回「旅館業の再生とキャリア」
第3回「旅館業の再生とキャリア」
第4回「外資系ホテルの働き方とキャリア」
第4回「外資系ホテルの働き方とキャリア」
第5回「ブライダルプランナーの働き方とキャリア」
第5回「ブライダルプランナーの働き方とキャリア」
受講生は毎回「授業で最も印象に残ったこと、学んだこと」について手書きで、またはスマホから入力して提出します。各回1人ずつの感想を紹介します。
「旅行業の働き方とキャリア」
- 格安航空券やパッケージツアーだけでなく、ホテル事業やテーマパーク事業などさまざまなサービスを提供していて、多様なサービスで世界中の人々を笑顔にしているところが素敵だと思いました。今は当たり前のように旅行に行くことができますが、H.I.S.は日本人が海外旅行に行きやすくなるようなきっかけを作った会社であり、人々と旅行を繋げる会社であることを知りました。ライフイベントを大切にし、副業、再雇用制度などもあり、働く側も働きやすい制度が実施されていることが印象に残りました。
「旅館業の再生とキャリア」
- 利益を求めるだけでなく、従業員の働き方、働きやすさを追求して経営を継続させたということに驚きました。ほぼゼロからのスタートというプレッシャーがあるにもかかわらず、自分の考えとやり方に自信をもち、向上心をもって行動することで、周りの人、部下も自然とついてくるのだなと思い、女性として憧れを抱きました。
「外資系ホテルの働き方とキャリア」
- お客様に応対する時は、家族を思いやる気持ちで接することを大事にしていて、スタッフ同士の距離感も大切にしている点がとても素晴らしい信念だと思いました。就活では会社の理念と自分の方向性が合っているか、それを大切にしてほしいとおっしゃっていました。私は内定先が決まっていますが、その会社の理念に魅力を感じ、ここに入って仕事をしたいと思っていたので、私の考えは間違っていなかったと改めて感じることができました。
「ブライダルプランナーの働き方とキャリア」
- 現在は結婚式場だけではなく、ホテルや保育園を経営している背景に驚きました。女性に長く活躍してほしい、ホテルに来ることを目的にしてほしい等、「人の心を、人生を豊かにする」という思いがあるから展開したというところが印象に残りました。お客様のこだわりを大事にし、ステークホルダーを重視しており、私達じゃないとできないという点が会社の成長につながっていると感じました。
今後も外資系航空会社、客室乗務員、鉄道会社、オンライントラベル、テーマパーク、バス会社等々多様な観光ホスピタリティ産業の授業を用意しています。今回は5回目までの講義を紹介しましたが、今後2回に分けて残り10回の講義も紹介する予定です。
なお、この授業は国際文化学科の「観光事業論」としても開講されており、就活を前にした3年生、就活を終えた4年生からも好評を得ています。※
観光文化学類 張 景泰(ジャン キョンテ)
- ※ 人文学部 国際文化学科とは、人間総合学群 観光文化学類の前身となる学科です。