観光文化学類の新任教員挨拶
~メディアを通じて観光の魅力を発信する田代真人先生~
2019/04/15
このたび御縁がありまして、観光文化学類の教員として着任いたしました田代真人(たしろまさと)です。本学では基礎ゼミや3年4年のゼミ、メディアについての講義を担当いたします。
大学では自動制御を専攻しコンピューターでロボットをコントロールするなど、バリバリの理系でした。しかしながら、これまで30年以上にわたって文系の代表格ともいえる出版業界に身を置き、編集者として執筆者として職務を果たしてきました。なかでもファッション女性誌や高級ライフスタイル誌といった雑誌で旅行やグルメを担当し、また編集長として温泉ガイドブックを創刊した経験もあります。
また、1995年からインターネットでも各種ホームページをプロデュースし、創ってきました。同時に国内最大級のビジネスホテルの広報宣伝の担当者も経験しております。それらの経験を活かして数年前から大学でも教鞭をとってきました。
観光業界では、これまで各国の政府観光局や観光地、ホテルなどが有力な雑誌の編集者やライターを招待して、各地の魅力を伝えていました。しかしいま、観光地はさまざまな方法で自分たちの魅力を世界中に発信しようとしています。インターネットが当たり前になってきた現在、だれでもが情報を発信できるようになってきたのです。だからこそ、観光地自体も発信力をもち、鍛えることが必要になっています。加えて、観光地が自ら発信するだけではなく、観光客がインスタグラムなどSNSを通して、その魅力を紹介してくれることも多くなっています。
本学において私はこのように時代とともに変わっていくメディアとその発信の方法を学生とともに研究し、学んでいきたいと思っています。
また、インターネット創成期からネットやモバイルで情報を発信してきたこともあり、これら新興メディアの特性も理解しているつもりです。そのうえでみなさんと一緒に個人的な情報をいかに魅力的にうまくSNSなどで発信していくか、さらにウェブにはびこる多数のフェイクニュースやデマなどの見分け方も伝えていきたいと思っています。メディアを通して情報を魅力的に発信する方法をともに学んでいきましょう。