観光資源研究による学びの進化―「世界のミュージアム」

観光文化学類では、インタビュー形式で専任教員による担当科目の紹介をしています。次回オープンキャンパスでの体験授業の案内もありますので、ぜひご覧ください。第5回は羽鳥修先生による「世界のミュージアム」です。

質問1:先生の自己紹介をお願いします。

羽鳥修です。専門はアメリカ合衆国の歴史、政治史です。授業は専門ゼミのほか「異文化交流」「文化交流論(日本とアメリカ)」「世界のミュージアム」などを担当しています。地図を片手にアメリカを旅行するのが楽しみの一つです。

質問2:紹介する科目の目的と特長を教えてください。

「世界のミュージアム」は複数の教員によるオムニバス形式の授業です。著名なミュージアムの成立過程とその収蔵品を中心に、ビデオやスライド等の映像資料を多用して、その館の特徴を解説します。具体的には収蔵品の中からよく知られた作品を数点選んで、その文化的価値について検討を加え、その魅力を探ります。観光文化資源としてのミュージアムの特徴を学び、ミュージアムの成立過程を研究することで、併せて当該地の文化と歴史を把握するのがこの授業の目的です。

質問3:授業ではどんな工夫をしていますか。

私の場合は担当する5回の授業でボストン、ニューヨーク、ワシントンDCの3都市を取り上げ、観光資源として価値のあるミュージアムを紹介します。授業では写真や動画を用いますが、それはミュージアムはもちろんですが、立地する街の歴史や雰囲気も併せて紹介することで、「行ってみたい」と感じてもらいたいからです。また、取り上げるミュージアムに関する質問形式の課題に取り組みながら、アメリカの文化や歴史にも「学びの輪」が広がることを意識して授業をしています。毎回の授業後には感想や質問などを書く「コメントシート」を提出してもらい、次回の授業でフィードバックをしています。その意味で、講義科目ですが一方的に知識を教えるのではなく、学生と教員が一緒に授業を作り上げる「参加型、双方向型」の授業を心掛けています。

質問4:履修した学生の声を教えてください。

以下は「世界のミュージアム」の履修学生2名のコメントシートを抜粋したものです。

  • フリーダム・トレイル(アメリカ独立に関連する16か所の史跡を巡るルート)
    フリーダム・トレイル
    (アメリカ独立に関連する16か所の史跡を巡るルート)
  • フリーダム・トレイル(アメリカ独立に関連する16か所の史跡を巡るルート)
    フリーダム・トレイル
    (アメリカ独立に関連する16か所の史跡を巡るルート)
  • フリーダム・トレイル(アメリカ独立に関連する16か所の史跡を巡るルート)
    フリーダム・トレイル
    (アメリカ独立に関連する16か所の史跡を巡るルート)

質問5:最後に高校生にメッセージをお願いします

7月9日(土)にオープンキャンパスがあります。観光文化学類に興味関心があればぜひ足を運んでください。当日は15:30~から私が体験授業を担当します。テーマは「観光資源研究による学びの進化」です。アメリカの中心都市NYのマンハッタンは観光資源の「宝庫」です。そのなかから2つを取り上げ、それらと「ある人物」のかかわりを調べてみると、そこから学びの輪がどんどん広がります

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