駒沢女子大学で学ぶ「観光学」― 体験授業
2023/07/10
観光文化学類では、インタビュー形式で専任教員による担当科目の紹介をしています。次回オープンキャンパスでの体験授業の案内もありますので、ぜひご覧ください。2023年度第4回は張 景泰先生による駒沢女子大学で学ぶ「観光学」です。
質問1:先生の自己紹介をお願いします。
観光文化学類長の張(ジャン)と申します。
授業では「観光学」、「ホスピタリティ概論」の【基礎科目】と、「海外旅行研修」、「海外インターンシップ」、「海外留学(観光実務実習)準備」などの【観光実習関連科目】や、その他「観光の韓国語」、「海外観光資源研究C(アジア1)」などを担当しています。
大学では観光経営学を学び、修士・博士課程では、リゾートをテーマに観光地理学を中心に研究を行っていました。観光学の専門家であり、異文化コミュニケーションについても研究を行っています。
質問2:紹介する科目の目的と特長を教えてください。
「観光学」では、観光の基礎理論を中心に観光の各要素はもちろん、最新の動向や現場の実情についても学びます。また観光産業の課題について自分の考えをまとめ、グループワークで意見を集約します。
観光の歴史や観光の仕組みの解説のほか、特に観光に関わる専門用語に着目してその語源や由来を解き明かします。また、多岐にわたる観光関連産業を理解する一助として動画資料を視聴しながら解説を加えています。さらに最新情報も適宜取り入れ、目まぐるしく変わる観光業界とその背景について分析し、丁寧に解説を行っています。
質問3:授業ではどんな工夫をしていますか。
観光の意味やさまざまな観光産業の現状、業界の最新情報などについて、映像資料を交えながら紹介し、受講生が楽しく学ぶことができるよう工夫しています。特に「リゾート地」や「観光地」の相違点・共通点を比較しながら、なぜそのような差が生まれたのかといった、観光産業や観光資源を分析する視点を大切にしています。
質問4:履修した学生の声を教えてください。
実際にこの授業を受けた受講生の声です。
- 自分が知らないリゾート地を知ることができてとても勉強になりました。普段自分は、旅行に行くとなったら“The観光地”を調べて行くので知識の幅が広がりました。観光の歴史を知ることができて、自分が今生活して使っている電車や新幹線や飛行機の普及がどれだけ人の移動に便利なものかを分かることができました。
- 日本での宿泊施設の歴史を学んだ際、旅籠や湯治のふたつの宿泊施設があることや、元々は慈善活動として当時は行っていたことを、写真や動画などを通じ分かりやすく学ぶことができたので、良かったと感じました。いつも、丁寧に教えていただきありがとうございました。
- 観光学の授業では、観光に関する実際に放送されたニュースや動画を見る機会が多く、言葉だけでは分からないことをより理解が深まった気がして、とても良かったです。また多くの単語の語源や由来など、根本的な意味から知ることができ、身につきました。
質問5:最後に高校生にメッセージをお願いします。
7/22(土)15:30から~駒沢女子大学で学ぶ「観光学」~をテーマに観光文化学類の体験授業を開催します。オープンキャンパスを通じて、少しでもコマジョの観光文化学類の魅力を知っていただければ大変うれしいです。