国内インターンシップ2020年度春季 ~コロナ禍のなか、オンライン形式で~
2021/05/06
2020年度は、世界中にひろまったコロナウイルス感染症の影響から、観光文化学類のインターンシップ実習も例年通りに行うことができませんでした。夏季インターンシップは中止され、春季インターンシップはオンライン形式での開催となりました。
国際文化学科では最後の「国内インターンシップ実習」として、観光文化学類では「インターンシップ実習」として、「旅行業実務」、「ホテル業実務」、「ホスピタリティ業実務」の3つのカテゴリーで実施され、旅行会社、ホテル、テーマパーク、広告・出版関連企業にオンライン形式での実施をお引き受けいただきました。
オンライン形式ということもあり、例年よりかなり多い57名もの学生が履修し、「旅行業」では株式会社エイチ・アイ・エス(以下エイチ・アイ・エス)、「ホテル業」ではハウステンボス株式会社(以下ハウステンボス)、「ホスピタリティ業」ではハウステンボスと株式会社電通(以下電通)によるオンライン・インターンシップに参加させていただきました。
エイチ・アイ・エス本社オフィスをオンラインでツアー
エイチ・アイ・エスでグループ毎に実施した
修学旅行企画のプレゼンテーション
学生たちは事前に「企業文化研究」や「履歴書の書き方」などのオンライン授業を受講して、インターンシップに参加する基本姿勢を学んだ後、オンライン・インターンシップに参加しました。
受け入れ先によって期間は異なりましたが、2月上旬から3月にかけて実施され、オンラインとはいえ、各企業で学生たちはグループワークなどの課題を熱心にこなしていきました。ハウステンボスでは、リモートで現地のライブ映像を見ながら園内散策をするなど、オンラインならではの臨場感ある体験もしました。また、エイチ・アイ・エスでは修学旅行の企画をたて、電通では「世界初の観光」というテーマでさまざまなアイデアのプレゼンテーションを聞くなど、日ごろの授業ではなかなか体験できない経験をすることができました。
電通のご担当者より企画案に対する講評
電通での企画提案課題で学生が制作したデッサン
ハウステンボスには総勢27名もの学生が参加
現地での実習のように内容の充実したオンライン・レクチャー
実習生の声
- 実習全体を振り返って、最初は、やるべきことが多くどこから手をつけていいのかわからず、うまくいかないことだらけでした。しかし、社員の方のサポートやメンバーとの協力により、何度も試行錯誤を繰り返し最終的には自分たちの納得のいく企画書をつくりあげることができました。優勝は逃し残念でしたが、とても大きな達成感があったのでまったく後悔の気持ちはありませんでした。今回、実際に自分が作る側の体験をしてみて、私が行った修学旅行もこのように作られたのだと思うと感慨深いものがありました。またこの実習では、仕事内容や会社の雰囲気を自分の目で見て、実際に体験し学ぶことができました。また、仕事をすることは大変だけれど、得られる達成感が大きいということがわかり、この経験を今後に生かしていきたいと思いました。5日間という短い間でしたが、この実習を受けて以前の自分より成長できたと思いました。
Aさん エイチ・アイ・エスに参加 - 初めてインターンシップに参加し、また実習がオンラインということで最初は不安や緊張でいっぱいでした。しかし、日にちが経つごとに楽しい気持ちになりました。ハウステンボスの歴史、経営戦略についてや接客マナー、ホスピタリティ精神、ユニバーサルサービスについてなど、普段大学生活では学ぶことができない知識を身に付けることができ、とても良い経験をすることができました。また、企画作成のノウハウについても学ぶことができました。今後の大学生活にはもちろん、就職活動や社会人になって仕事をするうえでの重要な知識を身に付けることができたので、今回学習したことを今後生かしていきたいです。短い時間でしたが、本当にすばらしい経験をすることができました。
Bさん ハウステンボスに参加 - 例年とは異なり、直接実習に赴くことができないこと、オンラインの実習に最初は少し不安もあったのですが、そんな不安は吹き飛びました。最初から最後まで、とても新鮮で充実した実習でした。課題に対する考え方や掘り下げ方、言葉の重要性や付加価値の与え方など新たな知識として、考え方として学ぶことができました。また、担当者の方が携わってきた仕事について体験談を語っていただいたり、質問に丁寧かつ的確に答えていただいたり、本当にどのお話も魅力的で、それでいて先のことも考えていて、プロってすごいと何度も思うことがありました。グループワークも最初はどうなるんだろうと緊張しましたが、課題に対する内容を一緒に掘り下げていく中でみんな一緒に突き詰めて全力で企画を作ることができたと思います。1人では思い付かないことを互いに補うことが楽しいと感じられました。それは『課題解決を楽しむこと』を実感できた瞬間でした。今回学んだ課題解決に対する考え方や経験を生かして、失敗や不安を恐れず、なにごとにも取り組んでいきたいと思います。
Cさん 電通に参加