国内インターンシップ2019年度春季 ~実務を通じた進路選択へのアプローチ~
2020/06/10
2019年度春季インターンシップとして、2020年2月から3月にかけて国際文化学科「国内インターンシップ実習」観光文化学類「インターンシップ実習」が実施されました。カテゴリーは、「旅行業実務」、「ホテル業実務」、「ホスピタリティ実務」の3つで、旅行会社、ホテル、ブライダル会社、証券会社、広告・出版関連企業などに実習をお引き受けいただき、さまざまな業種の職業体験を行うことができました。
11名の学生が参加し、「旅行業実務」ではH.I.S.で、「ホテル業実務」ではhotel MONday 豊洲、「ホスピタリティ実務」ではブライダルプロデュース、ハウステンボス、日刊現代でそれぞれ実習をさせていただきました。
学生たちは事前に「企業文化研究」「ホスピタリティ概論」などの講義を受講して各業界についての基礎を学び、その後、面接による選考を経て、マナーセミナーで社会人としての基本を身につけてからインターンシップ実習に参加しました。
実習先によって時期と期間は異なりますが、2月上旬から3月にかけての実習となりました。しかし、今年はコロナウイルス蔓延により、予定通り行えないインターンシップ先もありました。
ただこういう時期だからこそ、いつもとは違うマーケティング戦略をとり、逆に来店客を増やすような企業もあって、いつもとは異なる環境でのインターンシップを経験できる状況でもあったようです。参加学生からは、就職先として考えていた業界でインターンシップを体験することで、将来の仕事について改めて明確な目標ができたという声も多く聞かれました。
実習生の声
- ブライダルの現場で実際に働いてみると、1つの式の中にはお料理を運ぶ仕事のほかに、たくさんの役割があり、そのすべてがうまくいってこそ素敵な式にできるということを知りました。実際に働いてみないとわからない、結婚式でのトラブルは数多くありますが、先輩たちの対応を身近で拝見させていただき、勉強になりました。大変なことも多いですが、その何倍も素敵なお仕事で、感動する場面がありました。このインターンをきっかけにウェディングプランナーという仕事がもっと好きになりました。
Aさん ブライダルプロデュースで実習 - 授業でおもてなしやホテルについて勉強してきましたが、実際に体験してみると、朝早く起きて、仕事をしながら覚え、接客をして、と社会人として当たり前な基礎的なことではありますが、本当に大変でした。また、お客様が快適に過ごせるようにマニュアル以外のだれも見ていない細かいところまでチェックしている様子などは、これから社会人となる身としては、この大変さを経験したことで、少しは働くことへの心構えができたと思います。
Bさん ハウステンボスで実習 - まず驚いたのが、ホテルの業務でお客様のチェックイン前にやるべきことが数多くあることです。また、ホテルができて1年と少しということもあり、実習中にホテルがどのように改善していき成長していくのかを目の当たりにできたことも勉強になりました。インターン中に行われた座学ではお客様に対する姿勢や言葉遣いなどを1から教えていただき、今後社会に出るうえで大切なマナーも教えていただきました。実習先まで通うのは遠く、大変でしたが、最後までやり遂げられたのは、社員の皆さんの丁寧なご指導と温かな社内環境のおかげだと思いました。
Cさん hotel MONday 豊洲で実習 - 初めてのインターンでしたが、新聞社ということもあり、情報に対してタイムリーな職場という印象でした。ふだん見ることができない編集部、写真部の方々の紙面に対するこだわりなどを間近に見ることができて、世間に対してさまざまな情報を流す責任感と誇りを感じる職場でした。2年生でインターンに行っている学生は少なく不安もありましたが、短期間の実習で本当にあっと言う間に終わってしまいました。早いうちにこのような社会経験ができたことで今後の就職活動に向けてとても良い刺激になりました。
Dさん 日刊現代で実習
実習先担当者の評価
- お休みが少ないなかで笑顔を絶やさずに新入社員と一緒に業務に取り組んでいただき感謝しております。いまサービス業は新型コロナウイルスにより非常に厳しい状況に立たされています。いまのホテルでなにをしなければならないか、この環境下で経験できたことは貴重な体験であったと思います。自分になにが足りないかを、常に探究心を持って積極的に知ろうとする姿勢を維持していただければ自ずと道が開けていくことでしょう。これからもまっすぐな気持ちで進んでいってください。
E氏 ホテル実務の実習担当者 - Hさんは、初めてお会いした時から笑顔がとっても素敵で第一印象が良かったため、きっとお客様に対しても素敵な接客ができるだろうと感じました。実際に業務を行っている姿を見るとすべてのことに対して前向きにポジティブに、何より楽しそうに働いてくれていたと思います。Hさんがいることで、まわりにいるスタッフも笑顔になる場面もあり
お客様へももちろん、一緒に働く仲間へも良い影響を与えてくれました。Hさんの良いところをこれからも伸ばしていけると良いと思います。
F氏 ブライダル会社の実習担当者 - 紙面記事のタイトルをウェブ最適化する作業を担当してもらいました。記事1本につき、ウェブサイト用タイトル案を4~5本提出するなど、とても意欲的で、タイトル案はどれも要点をしっかり押さえたものでした。写真の加工やインスタグラムへの投稿も手伝ってもらいましたが、要領よくこなしてくれました。マスコミ業界の仕事はマニュアルなどなく曜日時間も不規則、一人前と呼ばれるまで時間を要しますが、自分が問題意識を持って書いた記事が読まれたときは、何物にも代えがたい達成感があります。がんばってください。
G氏 新聞社の実習担当者