日本文化専攻の授業紹介―6月26日オープンキャンパス―

「日本の文化と歴史Ⅱ」という授業は、日本各地の祭りを事例として、受講生自らが日本の文化を主体的に考える授業です。
さて、皆さんは「日本の祭り」と聞くと、何をイメージしますか。たとえばお神輿・お囃子あるいは露店といった、日本人にとってなじみ深い光景が思い浮かぶのではないでしょうか。この授業では、たとえば「農村の祭り(神を迎える・神をもてなす)」「都市の祭り(山鉾と山車・御旅所と神輿)」などのテーマで、まずは祭りに関する基礎知識について学びます。その後、受講生は自分にとってもっとも身近な地域の祭りを取り上げ、その祭りに関する小論文を執筆し、全員の小論文を『祭りから考える日本の文化』と題する一冊の論文集にまとめます。そして、受講生一人ひとりによる小論文の報告を聞いて各地の祭りの情報を得るとともに、小論文の内容に関する質疑応答を通して祭りについての理解を深め、最後に「祭りから考えた日本文化の特徴について」というテーマでレポートしてもらいます。
オープンキャンパスでは、「京都上御霊神社の御霊祭における剣鉾の役割」というタイトルで、担当教員による小論文の報告例を紹介するとともに、先輩たちの小論文やレポート、さらには質疑応答などの内容について、その一部を具体的に示しながら、日本文化専攻での学習内容や方法の一端を紹介します。

(担当:下川雅弘)

  1. ※ 6月26日のオープンキャンパスでは、日本文化専攻は「「日本の文化と歴史Ⅱ」の授業紹介 ―祭りから日本の文化を考える―」と題して体験授業を行います。ぜひご参加ください。

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