2019年度 海外留学便り No.3

人間総合学群人間文化学類英語コミュケーション専攻
土居 百々香

メルボルンでの留学生活も二か月以上が経ちました。10月、11月のメルボルンの気候は不安定で、最高気温35度、快晴の日もあれば、次の日には14度で大雨というように、日によって寒暖差がかなり激しいです。そのため夏が近づいたこの時期でも冬服は手放せません。
今回は学校生活、中でもクラス替えのテストと、ホリデーの様子、そしてホストファミリーとの生活について書きたいと思います。まず初めに、学校生活についてです。私はSwinburne University of Technology という大学に通っています。この大学は特にIT、芸術、ビジネス系でよく知られており、学内には最先端の研究室が多くあります。敷地内は広々としており、昼食時には友達とテラスでランチをしたり、芝生の上に寝転がって昼寝をしたりして過ごしています。私が学んでいるELICOSというコースは5週間を1タームとしており、1~4週目は1日2つの授業を受け、5週目にクラスを決めるテストがあります。毎日の授業では全分野、バランスよく教わり、日常生活で練習と復習ができるので、とても効率よく英語を学べています。5週目は月曜日から水曜日までがテスト、木曜日が結果発表の日です。テストはライティング、パソコンを使用してのリスニング、リーディング、文法のテスト、2対1のスピーキング、グループでのプレゼンテーションを3日間ですべて行います。そのためかなり忙しいですが、授業で学んだことを活かして結果が出ると、留学してよかったなと感じます。結果発表の時は一人一人教室に呼ばれ、結果だけでなく、詳細なアドバイス、改善方法についても教えてもらえます。
1ターム目のテストが終わった日から、9日間のホリデーがありました。日本人3人、韓国人2人の5人の友達と計画を立てて、メルボルンから飛行機で5時間のケアンズに3泊4日の旅行に行きました。同じオーストラリアですが10月6日からヴィクトリア州の時間が一時間進むデイライトセービングが始まったので、この時はケアンズとメルボルンで一時間の時差がありました。ケアンズでは、グレートバリアリーフで、シュノーケリングと人生初のスキューバダイビングをしたり、ラグーンというプールでサンセットを見たり、BBQをしたり、季節によってはワニがいる大きな川でラフティングに挑戦したり、ナイトマーケットに行ったり、ワニやエミューやカンガルーなどのワイルドフードを食べたりと人生初の貴重な経験ができました。旅行中はもちろん、プランを立てるときからホテルやツアーの予約まですべて英語を使う上に、韓国と日本の文化の違いやそれぞれの考え方も違うので大変なときもありました。私はこの旅行で、自分の意見をはっきり述べることの大切さを学びました。母国語以外の言葉でコミュニケーションをすることさえ難しいことなのに、他力本願でいると何も進まず、時には相手をイライラさせてしまうこともあります。みんなが自分の意志を伝えるようになってから、旅行がとてもスムーズに進むようになり、結果、最高の友達との忘れられない思い出になりました。

  • グレートバリアリーフでのスキューバダイビングの様子
    グレートバリアリーフでのスキューバダイビングの様子

最後はホームステイ先での生活について紹介します。私のホストファミリーはホストファーザーとマザーとこの家に5年住んでいるルームメイトの3人です。料理好きでサンタクロースのような見た目の優しいホストファーザーのDavid、エクササイズが大好きなパワフルウーマンで毎日家族を明るくしてくれるホストマザーのPaula,この家での生活のすべてを教えてくれる心強くて頼れるルームメイトのWinnieと一緒に毎日とても楽しい時間を過ごしています。Davidが料理好きなのと、中国出身のWinnieがいるおかげで頻繁にお米を食べる機会があります。毎日様々な国の料理を作ってくれるのですが、どれも本当においしくて毎日夕食が楽しみです。エクササイズ好きのPaulaの影響で彼女が通っているジムに入会し、平日は学校終わりに、土日も早起きしてPaulaと一緒にジムとヨガに通っています。また、夜はWinnieとスタディールームで話しながら一緒に勉強をしていて、その時間に一日一文の中国語も習っています。メルボルンでの留学生活で一番良かったことは今の素敵なホストファミリーに出会えたことだと自信をもって言えるほど、彼らのおかげで毎日がとても充実しています。

  • ホストファザーとキッチンでツーショット
    ホストファザーとキッチンでツーショット

二か月が経過し、できることが増えると、次々と新しい目標が出てきて、日本に帰りたくない、半年間は短すぎると日々感じています。メルボルンでは人格が変わったかのように何事にも積極的に取り組んでおり、授業中も一番前に行き、日本人以外の友達と座るようにしたり、大学のストリートダンス部に入部したり、英語を少しでも多く話すようにしています。その努力もあり、想像していた以上の良い経験ができています。誰よりも応援していてくれる母とこの環境を与えてくださったすべての方々に感謝して、残りの留学生活を楽しみつつ大きく成長して帰れるように頑張りたいです。

  • ストリートダンス部のメンバー達
    ストリートダンス部のメンバー達

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