令和元年度第10回 オープンキャンパス報告 2019/11/09

第10回 
11月9日(土)に開催されたオープンキャンパスでは、体験授業「世界の英語 ~出世振りに注目~」が行なわれました。

授業に先立ち、まずスタッフ紹介では、英語コミュニケーション専攻2年生とネイティヴの先生方がにこやかに挨拶し、個別相談でお話しすることをお待ちしている旨を伝えました。

  • こんにちは、お待ちしています。
    こんにちは、お待ちしています。

続いての専攻説明では【英語コミュニケーション専攻】の目指すものを示し、また具体的にネイティヴの先生が【専門科目】での授業について話しました。

  • 専門科目「Japan Studies」では、英語で日本研究をします。
    専門科目「Japan Studies」では、英語で日本研究をします。
  • 専門科目「Japan Studies」では、英語で日本研究をします。
    専門科目「Japan Studies」では、英語で日本研究をします。

そして 体験授業「世界の英語」では、いま世界を席巻する英語は、どのようにしてこれほど話されるようになったのか学びました。5世紀頃には、現在のオランダの一地方の言葉にすぎなかった【Old English】が、生まれ故郷を離れ、ブリテン島へ、そして新大陸へ、世界へと広がる過程です。
現在、英語は世界でおよそ20億人が話すと言われています。その出世振りを5つの段階で見てみましょう。

  1. 英語の故郷は、イギリスではありません。ゲルマン語派に属する古英語は、4世紀ごろ、現在のオランダやデンマーク近辺で話されていました。彼らはアングル人、サクソン人と言われていました。
  2. アングル人、サクソン人は、5世紀、海を隔てたブリテン島に渡ります。そしてこの地を侵略定住し、ブリテン島にEnglandの基礎を築き、その言葉が、English になりました。
  3. Englishが広まったきっかけは、ブリテン島の王国Englandの移民が北米大陸の東部に渡ったからです。東部13州は1776年独立を宣言します。英語を話す国、アメリカの誕生です。これは、英語の大出世のきっかけです。
  4. Englishのさらなる飛躍は、英国が産業革命を成功させ、世界に市場を求めて大英帝国を築いたからです。19世紀当時の植民地の多くは今もエリザベス女王の下、英国連邦としてゆるやかな連携を保っています。もちろん英語を話します。世界の英語です。
  5. Englishがいよいよ地球規模となったのは、20世紀がアメリカ合衆国の世紀となりビジネスに英語が欠かせず、21世紀のIT化、インターネット化において英語が他言語を席巻しているからです。
  • 片田舎の言葉からグローバルな言語へ
    片田舎の言葉からグローバルな言語へ

5世紀の古英語の時代には、華やかなラテン語派に比べると文明過疎地の言葉だった英語が、なんという出世を果たしたのでしょう!

その英語に、私たち日本人も日常的に接しています。駒沢女子大学・英語コミュニケーション専攻の学びによって、英語を使えるようになると共に、異なる言語と文化への理解も深めて頂ければと思います。

これまでのオープンキャンパス体験授業へご参加くださり、大変ありがとうございました。
次回、12月14日(土)は、【一般・センター入試対策講座】と同時に、教員の【個別相談】もございますので、お気軽にご来場ください。お待ちしております。

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