2019年度 海外留学便り No.1
2019/09/09
人間文化学類 英語コミュニケーション専攻
池田 夏未
8月18日日曜日、私はオーストラリアのメルボルンに到着しました。着いた当初は大変寒くてダウンが手放せませんでしたが、3週間経った今では春も近くだいぶ暖かくなりました。メルボルンには様々なところに開放的なパークがあり、美しい緑や草花が芽吹く様子から春を感じることができます。
メルボルンの街は、英国風の古い建物と近代的な高層ビルが立ち並んでおり、オシャレで独特の雰囲気があります。いたるところに素敵なカフェがあって、学校帰りはついつい寄り道をしてしまいます。また、8月22日〜24日には、ホワイトナイトメルボルンという、半年に一度の光とアートのお祭りが行われました。メルボルン市内全体で開催されるイベントで、シティの様々なところでプロジェクションマッピングやパフォーマンスがあり、屋台で色々な国の料理も楽しむことができました。
私がお世話になっているホストファミリーは、ホストマザーのサマンサと、8歳のルパートです。サマンサはベジタリアンで、乳製品や卵、はちみつなどは食べますが、肉や魚は基本的に食べません。料理がとても上手で、毎日健康的な食事を作ってくれます。普段、夕食後はみんなでUNOなどのカードゲームをして過ごしています。一緒に生活しているフィジーからの留学生シムは社交的で、ホームステイ先のことやメルボルンでの生活について、彼女が知っていることをよくアドバイスしてくれます。サマンサが忙しい時は、彼女がインド料理を作ってくれる事もあり、シムが作るジンジャーチャイティーはミルクがたっぷりでとても美味しいです。私がメルボルンに到着した18日はサマンサのお誕生日だったので、一緒にお祝いをしてバースデーケーキを食べました。メルボルンで有名なブルネッティというカフェのチョコレートケーキで、クリームが濃厚で美味しかったです。
私が通っている学校は、ヴィクトリア大学という、メルボルン市内に多くのキャンパスがある大学で、留学生向けのイングリッシュコースの他にも経済学部や、スポーツサイエンスなど様々な学科があります。オーストラリアで一番古い、フリンダースストリート駅と言う大きな駅のすぐ目の前に私が通うキャンパスがあるので、アクセスが良くてとても便利です。私のクラスには、私を含めて18人の生徒がいます。日本人、中国人がそれぞれ5人、韓国、メキシコ、コロンビア、サウジアラビア、インドネシアなどから2、3人ずつの生徒で構成されています。年齢も幅広く、私のような学生だけでなく、母国で就職をしてからメルボルンに来た人や、2人の子供を持つお父さんも学生として学びに来ているので、クラスメイトから色々な話が聞けて楽しいです。授業は、発言や生徒同士の会話が活発にあって、明るい雰囲気のなかで行われます。プレゼンテーションや正しい英語の文章の書き方など、アカデミックな内容なので授業についていくのは大変ですが、クラスメイトと協力して課題を行なっています。また、お昼休みに受けられるエクストラクラスでは、ライティングやスピーキングなどの4技能に特化した授業を受けることができます。日々しっかり英語の勉強をして、また、学校以外でも日常で起きる全てのことが英語学習だと考えて、自分の英語力をアップさせていきたいです。
メルボルンに来てから最初の週末には、ルナパークと言う遊園地と、カラフルな小屋で有名なブライトンビーチに行きました。ルナパークには子供向けのアトラクションがたくさんあり、日曜日だったので多くの家族で賑わっていました。ブライトンビーチには、浜辺に沿って100以上もの色とりどりの小屋が並んでおり、綺麗な海を見ながら浜辺を散歩するのはとても心地の良い時間でした。
これからの留学生活を通して、さまざまなルーツを持った人々が暮らすオーストラリアで文化の多様性を学び、多くの刺激を受けて成長したいと思います。