教育実習報告
2018/10/09
教職課程担当 中野達也
- 教育実習を2学期に実施する中学校も少なくありません。夏休み明けから教育実習に行った、中村さんの感想を紹介します。私も研究授業を参観しましたが、生徒たちに寄り添ったとても素晴らしい授業でした。生徒たちも「先生のためにがんばろう!」といつも以上に積極的だったようです。授業後、指導された先生の目にうっすらと光るものがありました。実習期間中の成長ぶりに感無量だったのだと思います。※
国際文化学科4年 中村友香
- 私は、8月の末から3週間、母校の中学で教育実習をさせて頂きました。授業のことや生徒との関係作りなど、不安と期待が入り混じった気持ちで教育実習に臨みました。実習が始まってみると、本当に様々なことがありました。指導案には生徒の反応を予想して書くのですが、そのような指導案作成は初めてだったので苦戦しました。こんなやり方をしたら生徒が興味を示すだろうとか、こんな説明をしたらわかりやすい授業になるだろうと考えながら指導案を書くと、だんだん生徒の反応を予想することができるようになりました。そして、生徒の反応を見ながら授業を進めることの大切さを学びました。ご担当以外の先生方からも多くのご指導を頂き、助けていただきました。
生徒との関係を作ることも容易ではありませんでした。一生懸命取り組んでも生徒との意思疎通ができず、上手くいかないことも多々ありました。それでも、廊下を歩いている時や、姿を見かけた時に声をかけてくれる生徒が大勢いてくれたおかげで、元気をもらい、頑張ることができました。
実習最終日のことです。重い気持ちで教室に入って行くと、黒板には「中村友香先生 ありがとう」と大きな文字で書かれていました。私はそれを見て嬉しくて、生徒たちが驚くくらい号泣してしまいました。私が真剣に生徒と向き合うことを忘れなければ、生徒もそれに応えようと頑張ってくれます。頑張った分、返ってくるものは大きいと実感しました。
教育実習で得るものは多く、母校で実習することができたことを幸せに思っています。
- ※ 本内容は、人間文化学類 英語コミュニケーション専攻の前身である国際文化学科の学びについて紹介しています。
人間文化学類 英語コミュニケーション専攻での学びの参考にしてください。