インタビュー

名前
大室 聡志(おおむろ・さとし)
出身地
埼玉県
担当科目
旅行業実務論、世界遺産研究、観光地理(国内・海外)、国内インターンシップ実習

Q1.専門分野をわかりやすく教えてください。

私の専門は観光経営学です。長年、観光業は「人と人との触れ合い」に支えられたホスピタリティ産業の代表格とされてきました。しかし現在、AIやロボットといったIT技術の急速な進化により、その経営形態は大きな転換期を迎えています。これからの観光経営において、テクノロジーの導入は避けて通れない課題です。私は、従来の「人と人がサービスを担う環境」に関する知見をベースに、新たに「人とロボットが共働する環境」がどのような変化をもたらすのかを比較・研究しています。技術革新がサービスの本質をどう変えるのか、次世代の観光経営における「新たな最適解」を導き出すことを目指しています。

Q2.担当する科目(1つ)の特長についてわかりやすく教えてください。

私が担当する「旅行業実務論」では、航空・鉄道といった移動手段から、多様化する宿泊形態まで、極めて裾野の広い旅行業界の全貌を俯瞰します。最新の業界動向を踏まえ、複雑なビジネスモデルや具体的な仕事内容、そして現場での働き方を分かりやすく解説します。日本政府がインバウンドを基幹産業と位置づける今、観光業はかつてない変革期にあります。しかし、真に強い観光立国を目指すには、訪日客への対応だけでなく、日本人が海外へ向かうアウトバウンドも含めた双方向の視点が欠かせません。実務の基礎知識を学ぶと同時に、変化し続ける観光ビジネスの最前線を共に考えていきましょう。

Q3.大学でのお勧めのスポットや過ごし方を教えてください。

私が一番驚いたのが、大学内に綺麗な「座禅堂」があることです。日常生活で座禅をすることなどありませんよね。定期的に座禅会も開かれていますので、参加してみてください!

Q4.先生がこれまで経験した中で印象的な旅のエピソードを教えてください。

私は大学に赴任する前、26年間にわたり旅行会社で実務に携わってきました。数多くの旅をプロデュースしてきた中で、最も忘れられないのが「成層圏から地球を確認する」という、かつてない体験型ツアーを造成した際のことです。成層圏は、地球圏と宇宙の間にある空間です。実際に自らも高度18,000mの成層圏に行ったのですが、到達すると「地球が丸い」ことと「そこに宇宙がある」ことを感じ、一生忘れることができない経験になりました。旅行は形がありません。ツアープランナーは、頭の中で描いた想像力を形にし、お客様に感動を与えることができる素敵な仕事だと改めて感じた瞬間でもありました。

  • 成層圏ツアー
    成層圏ツアー

Q5.最近読んだ本で印象的な本(1冊)とその特徴を教えてください。

現在、ダン・ブラウンの最新作『シークレット・オブ・シークレッツ』を読んでいます。私はヨーロッパ文化・芸術が好きで、ダン・ブラウンのヨーロッパを舞台にした作品(ダ・ヴィンチ・コードなど)は全作品を読みましたが、やはり今回も期待を裏切らない面白さです!彼の作品の魅力は、単なるミステリーに留まらず、現地の歴史や芸術について「えっ、そうだったの?」と思うような未知の知識をたっぷり教えてくれるところで、ページをめくるたびに、知っているはずのヨーロッパの新しい一面に出会える感覚がたまりません。知的なワクワクが止まらない、私にとって最高の一冊です。

Q6.高校生へひと言メッセージをお願いします。

「旅行が好き」なら、観光業はあなたの最高のステージです。
誰かの感動をプロデュースする面白さ、そして観光が持つ無限の可能性を、ぜひ駒沢女子大学で一緒に学びましょう!