2025年度 入賞作品

優秀賞

稲村 友香「手仕事を巡る、清澄白河 〜人と文化をつなぐ、工芸のまち〜」

担当教員:三戸 美代子

「染物」「畳」「硝子」という3つの工芸を軸に、それぞれの魅力を生かした体験・展示施設をまちに点在させ、職人の技と未来へつなぐ手仕事を体験できる場を計画する。江戸の面影を留める町並みとアートやカフェ文化が交差する現代の表情を丁寧に読み解きながら、人と文化、そして時間をつなぐ新たな回遊の風景を描き出す。

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担当教員講評

古さと新しさの魅力を併せ持つ清澄白河エリアを対象に、歩き、滞留し、気づくという体験を通して「場所と出会い直す」ことを目的とした作品。自ら街を丹念に歩き回り、ガラス工房等での制作体験も行うなど調査研究の上に、建築として新たな体験拠点をレイヤーしている。建築が目的化するのではなく、体験を媒介する存在として位置づけられるよう、街歩きマップやパンフレットも制作している点に、本作品の成熟度と稲村さんの空間に対する誠実なまなざしが表れている。

(評/三戸 美代子)


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