日本建築学会主催のコンペで審査員賞を受賞しました!
2024/08/27
先日開催された「子どものまち・いえワークショップ提案コンペ2024」(日本建築学会主催)で、4年生の山口志穂さんと吉田彩夏さんの作品が審査員賞を受賞しました。
このコンペは子どもたちに建築やまちづくりといった空間デザインに関心と興味をもってもらうためのワークショップを企画し提案するもので、今年で13回目の開催となります。
2人が提案した「ぼくらで作ろう木漏れ日の窓」は、子どもたちにまちの中にある樹木や緑の大切さに気付いてもらうためのワークショップです。
①みんなでまちを歩いて集めたさまざまな形の木の葉を、②色鉛筆で紙に転写(フロッタージュ)し、③それを切り抜いて「窓」に見立てたフレームに取り付けて光にかざすことで、④部屋の中に木漏れ日を作り出そう、といった内容です。
全国の大学・大学院および一般応募も含め、27作品の提案が集まりました。8月上旬に東京・田町の建築会館ホールにて、審査委員長の建築家、手塚由比氏をはじめとする5名の審査員の前で、作品プレゼンテーションと質疑応答を行いました。引き続き公開で行われた一次・二次審査を経て、審査員の中津秀之先生(関東学院大学建築・環境学部 准教授)から審査員賞(中津賞)を授与されました。山口さん、吉田さん、おめでとうございます!
学生からのコメント
Q.このコンペに取り組んでみていかがでしたか?
- A.以前からこのコンペの話は耳にしており気になっていました。子どもが楽しめるものを重点に置き、まちやいえにどうやって興味を持ってもらえるか考えるのはとても楽しかったです。(山口)
- A.普段の生活の中であまり関わる機会の少ない小学生たちに、まちやいえにどうしたら興味を持ってもらえるかを考えるのは、とても新鮮で楽しい経験でした。(吉田)
Q.プレゼンテーションと公開審査はどうでしたか?
- A.私たちが考案した木漏れ日の窓の魅力や楽しさを、1分という短い時間の中でどれだけ伝え、参加したいと思ってもらえるか、2人で話し合い原稿を作成しました。公開審査前には、2人で何度も練習を重ねました。(吉田)
- A.初めて公開審査を経験し、2人ともとても緊張しましたが、自信を持ってリラックスしてプレゼンを行うことができました。(山口)
Q.今後に向けての抱負を聞かせてください。
- A.今回のコンペに参加して、ただ人が興味を持って参加したくなるアイデアを考え発表するだけでなく、ワークショップを通じて得られる気づきや学びが、参加者のその後の生活を豊かにすることまで考えるようになりました。私たちも「木漏れ日の窓」を作ってみたところ、本当に楽しく、まちを歩く際に街中の樹木を意識するようになりました。(吉田)
- A.今回のコンペを経験し、ちょっとしたきっかけからいろんな人にまちやいえに興味を持ってもらえたらうれしいと感じ、そんなきっかけを作れる人になりたいと思いました! 私たちが提案した「木漏れ日の窓」は、実際作ってみて自分たちでも楽しめることができました。ぜひこのワークショップを実現させたいです。(山口)