りんどう祭、保育科報告
2015/11/06
今年のりんどう祭も、保育科では多くのイベントを開催しました。今回は、各イベントの様子を紹介します。
「ドレミファシアター」
こまざわ幼稚園や、地域の子どもたちを対象に行われたドレミファシアターでは、児童文化部や保育科1年の学生たちが公演を行いました。
児童文化部は、人形を用いたヘビダンスや、パネルシアターを用いた日本昔話“三枚のお札”を公演し、子どもたちは笑ったり息をのんだりしながら見入っていました。
保育科1年生は、手遊び・歌・絵本の読み聞かせ・リズム遊びなどを行ない、最後は子どもたちと一緒にダンスをして盛り上がりました。
子どもたちと楽しい時間を過ごすことができ、学生にとっても学びの多い時間になりました。
「ダンボール制作展」
今年のダンボール制作展は、初めて学園祭と同時開催されました。2年生でアイデアを出し合って決まった今年のテーマは「季節を感じるみんなの街」。四季を子どもたちに感じてもらえるよう、子どもの“わくわくする気持ち”を大切にして、グループで話し合いながら制作してきました。チョークでお絵かきができるダンボールの黒板やハンドルを回すと景色が変わる仕掛け、滑り台に、お化け屋敷、お菓子工場など、全部で16種類のダンボールの遊具が完成しました。
2日間合わせて、300名以上の子どもたちが来場し、力いっぱい、目を輝かせながら遊んでくれました。すべて手作りの遊具なので、壊れたところは子どもたちがたくさん遊んだところでもあります。そんな子どもたちの遊ぶ姿から多くの学びや発見があり貴重な機会となりました。
「つくってあそぼう」
保育科の1年生が子どもたちと一緒に手作りおもちゃをつくる「つくってあそぼう」では、学園「祭」を意識して、屋台などでも人気のある、割れないシャボン玉のおもちゃをつくりました。
つくり方は少し複雑ですが、低年齢でも一緒に作れるように、学生たちが前日から下準備をし、子どもたちに教えられるように練習しました。
来場した子どもたちは、回すと不思議な動きをしてキラキラ光るおもちゃに興味津々。「ほしい!」や「作ってみたい!」との声が次つぎにあがります。そんな子どもたちの反応を見て、緊張していた学生の表情も自然にほころびます。一生懸命作ったおもちゃで遊ぶ子どもたちの笑顔は、翌週から始まる保育実習を前にした1年生に、子どもと一緒に楽しむ自信も与えてくれました。
「コラボいなぎ、クッキー販売」
保育実習では、福祉施設における実習も行われます。障がい者の方たちの就労支援とそれを通して地域に貢献するお手伝いをしている「コラボいなぎ」は、毎年実習のご指導をいただいている施設で同じ稲城市内にあります。同施設内にある「いなぎワークセンター」では、利用者の方たちがクッキーなどを作っています。無添加で丁寧な手作りのため大量生産はできませんが、これらのお菓子は稲城市役所などで販売されています。
今年も「コラボいなぎ」のおいしい手作り品がりんどう祭に出展されました。保育科の担当学生たちは前日から集まりたくさんの紙のお花を作って「コラボいなぎ」の看板の製作をしました。学生たちは、りんどう祭の2日間、センターの職員の方と利用者さんのお手伝いをして、障がい者の方たちが作ったクッキーやフィナンシェ、ベーグルなど、たくさんの商品を販売しました。連日完売の大人気でした。多くの来場者の方たちに購入していただいたことを感謝します。