授業紹介「野外文化」
2018/08/06
本学では、〈人間力〉〈遊び力〉〈表現力〉〈思考力〉を柱とした保育・教育、福祉の専門性を身につけることを教育の目標としています。その中でも、特に〈遊び力〉〈人間力〉を意識して、今年から新たに開講された科目が「野外文化」です。
PCやスマホの一般化、また、家庭の核家族化・シングル家庭などの増加により、年々子どもたちの遊びが質・量ともに減少しています。本授業では、本学の周辺にある自然や、農園における活動、遊びや生活を背景とする伝統文化等を実際に体験することで、人としての豊かな資質や生きる力の源泉を築いていくことを目的としています。今回は、その授業の中で実践した野外活動の様子をお伝えします。
本授業のモットーは「とりあえず何でもやってみる」ということです。この日は夏空の下で流しそうめんと火起こし、カレー作り、ニジマスの串焼きなどに挑戦しました。
本学の敷地内には竹林があるため、
材料も全て学生たちが収穫するところから始めます。
切った竹を半分に割り、節を取り除きます。
本学は山の上に位置するため、
斜面を利用して流しそうめんができました。
余った竹で竹筒ごはんを炊いています。
のこぎりとナタを使ってお米を入れる穴をあけます。
別の班が火起こしをしてくれたので竹を火にかけます。
奥に見えるお鍋はさらに別の班が作ってくれたカレー。
ちょっと焦げてしまったのもありましたが、
ふっくらした美味しいお米が炊けました。
自分たちで一から作ったカレーライスは格別の味でした。
今回は、ニジマスも調達しました。
内臓を取るのが初めての学生も多くいました。
塩を振って、手作りの竹串に刺して串焼きにしました。
炎天下の中、水分や塩分の補給をしながら、
「全てが手作り」の感動体験をすることができました。