保育科1年生対象 「保育実習指導Ⅰ」特別講演会

初めての幼稚園での実習が終わった1年生たちは、今度は9月26日から始まる保育所での2週間の実習に向けての準備に入ります。その事前指導として、7月12日(火)、「保育実習指導Ⅰ」の授業に渡邊暢子先生をお招きし、ご講演いただきました。渡邊先生は、東京都の公立保育園の園長として30年ものご経験をお持ちで、現在は行政の保育士研修講師をはじめ執筆活動もなさっていらっしゃる保育の道一筋のベテランの先生です。テーマは、「ドキドキワクワク保育実習―子どもの育ちや保育の仕事を知る」で、内容は、①新制度の施行による、教育・保育施設の種類の多様化と保育現場の受け入れ態勢の変化 ②待機児童解消を目指す政策と保護者の思いと現場の思い ③保育実習に向けての準備 ④実習中の心構えと留意点 ⑤保育の仕事 についてでした。
ご講義では、笑顔で明るい挨拶や守秘義務の厳守など社会人としてのマナーの大切さ、距離を縮めるコツの1つは子どもの名前をすぐに覚えること、失敗を恐れずチャレンジし質問をたくさんすること、子どもの発達の目安を確認しておくこと、など、保育現場の様々な観点から保育所実習の土台となる実習生の心構え等についてお話しいただきました。実際の子どもたちの発達の姿が浮かんでくるような具体的な微笑ましいエピソードを織り込みながらの切実で興味深い内容に、時には学生たちも思わず笑顔になりながら熱心に聞き入っていました。この特別講演会を通して、学生の保育実習への意欲は高まったようです。

  • 数々の経験から保育実習の心構えをお話くださった渡邊先生
    数々の経験から保育実習の心構えをお話くださった渡邊先生
  • 先生の言葉に真剣に耳を傾ける1年生
    先生の言葉に真剣に耳を傾ける1年生

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