児童福祉施設見学(川崎市 至誠館さくら乳児院)

7月26日(火)に、保育実習指導Ⅲを履修している2年生の学生は、授業の一環として「至誠館さくら乳児院」の施設見学を行いました。
児童福祉法に規定された乳児院は、平成28年度現在、全国に136カ所あり、さまざまな事情により家庭で育てられない乳幼児(0~3歳)を預かり養育している施設です。
最初に、施設長の先生よりお話を伺いました。すでに授業において社会的養護を担う児童福祉施設の役割や機能についてはある程度の知識を得ているため、入所している子どもやその家庭への支援をどのように行っているか、その現状を具体的にお話しいただきました。
また、この施設に就職した卒業生の保育士に、子どもの養育やその家庭への支援、児童相談所のワーカーとの連携などについて話していただきました。
約1時間にわたりお話を聴かせていただいた後、参加学生から支援方法や乳児院での養育における配慮、家庭引き取り・里親委託の方法などについての質問が出て、丁寧に答えていただき、有意義で充実した質疑応答の時間を取ることができました。
その後、子どもの養育されているお部屋や心理相談室、ショートステイができる部屋など、施設内を案内していただきながら、説明を受けました。
乳児院を訪問することが初めてである学生たちは、施設長先生や保育士の話にメモを熱心に取りながら聴いており、児童養護の現場を知る貴重な機会となりました。

  • 至誠館さくら乳児院の施設長先生のお話を聴く学生
    至誠館さくら乳児院の施設長先生のお話を聴く学生

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