保育実習直前指導

実習を目前に控えた11月21日(土)、1年生の保育実習の直前指導が対面式で行われました。7月の健康診断以来の登校です。2週間前からの体温を記録した入構表を正門で見せ、サーモグラフィでのチェック後、決められたルート通りに進み、30秒の手洗い、教場入口でアルコール消毒を経て、指定された椅子に着席。みんな、元気そうです。後期も遠隔授業のため教場に入った学生たちはお互いほとんど初対面のはずですが、グループワークやディスカッションなども取り入れた授業を通じて、すっかり打ち解けています。授業が始まるまでの時間、楽しそうな学生たちの様子が印象的でした。

例年、1年生は、入学して間もない5月から7月の間に、付属こまざわ幼稚園等で5日間の実習を行います。これは、本学の伝統です。しかし、今年はコロナ禍の影響でこの実習が延期となりました。1年生にとっては、11月30日(月)から始まった2週間の保育実習が初めての実習となります。

事前指導では、PowerPointを使った実習に向けた説明等の他、実習初日に実習園に提出する署名捺印した「個人情報保護に関する誓約書」「新型コロナウイルス感染拡大防止への対応に関する誓約書」の確認、細菌検査結果の封入作業も行われました。今年は、通常の事前指導内容に加え、新型コロナウイルス感染症予防に関する細かい指導、確認事項もたくさんありました。マスクは実習中1日に3枚必要(往復の通勤時用2枚、実習園で使用する1枚、使用済みマスクはビニールに入れ帰宅後廃棄)のため、個包装のボックスを購入すること、などの事前の指示をきちんと守りすでに購入済の学生が多く安心しました。また、配布資料に補足説明などのメモを一生懸命書き入れている様子に、初めての実習に積極的に臨もうとする態度が見られました。

感染者数が増加していることに伴い、実習の日程変更、実習内容の変更などの連絡が実習園から入ってきています。しかし、今のところ実習の受け入れを辞退するという連絡はひとつもありません。変更の連絡をくださる園長はじめ先生方は、「実習生は未来の私たちの仲間ですから」「実習生は宝ですよ」と、話してくださいます。このようなコロナ禍の中、子どもの命を預かる保育現場の先生方が熱い思いで実習生たちを迎えてくださることに感謝して、多くを学び、笑顔で楽しい実習になるようにと、学生たちに思いを伝えて、送り出しました。

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