1年生の学内演習が始まりました!
2023/11/09
基礎看護方法Ⅰ(生活行動の援助技術)は、1年生後期に開講される演習科目です。9月から1月までに、感染防止の技術、環境調整技術、活動・休息援助技術、清潔・衣生活援助技術、食事援助技術、排泄援助技術など、生活に関わるたくさんの看護の援助技術を学びます。
看護技術に必要な感染防止の技術
看護技術は、3つのH(Hand, Head, Heart)が統合されて表現されるScience & Artです。このどれが欠けても看護技術にはなり得ません。授業では講義で各単元に必要な知識を学び、その上で実際に技術の演習を行います。授業の限られた時間の中では、技術の体験に留まります。その技術を自分の中に定着させ、発展させ、患者さんに看護援助として提供可能なレベルまで高めなければなりません。そのために、本学では自己練習の機会を提供しています。
学生は、授業と授業の間の空きコマなどの時間を活用し、技術の自己練習に取り組んでいます。自己練習では、教員から技術のポイントやコツを教えてもらい繰り返し練習することで飛躍的に技術のレベルが上がり 、"上手にできた!"という達成感が自信とモチベーションにつながっています。
今、習得を目指している技術は「臥床患者のシーツ交換」です。この技術は「ベッドメイキング」と「臥床患者の体位変換」の複合技術となります。初学者にとっては難易度が高い技術となりますが、ぜひ、患者さんと看護者の両者にとって、安全で安楽な看護援助になるように頑張ってもらいたいです。
文責:門脇 淳子