3期生の領域別実習前の援助技術演習を行いました。

看護学部の3期生は、2022年度後期~2023年度前期に、7つの領域別実習(母性看護学・小児看護学・成人看護学急性期・成人看護学慢性期・精神看護学・老年看護学・在宅看護学)を行います。

これらの実習に先駆けて9月13日・15日に、援助技術演習を行いました。この演習では、基本的な実践能力を確認・評価し、臨地実習に向けた自己の課題を明らかにすることを目的にしています。学生は、領域別実習ごとのグループに分かれて、グループワークと技術演習を行いました。

グループワークでは、夏休み中に取り組んだ事前課題を持ち寄り、技術演習に向けた知識や手順の確認を行いました。1グループを2名の教員が担当し、グループワークをサポートしました。

  • グループワークの様子
    グループワークの様子

グループワーク後は、いよいよ実践です。実習を想定し、学生は1名ずつ技術演習を行いました。教員1名が実習指導を行う看護師、もう1名の教員が患者役となり、さまざまな場面を設定しながら演習を実施しました。学生が演習している間、他の学生は技術演習場面で良かった点や改善点を記録しました。

  • 技術演習の様子①(学生1名が実施しています。他の学生は良かった点などを記録します)
    技術演習の様子①
    (学生1名が実施しています。他の学生は良かった点などを記録します)
  • 技術演習の様子②(血圧を測定します)
    技術演習の様子②
    (血圧を測定します)
  • 技術演習の様子③(実施前後には看護師に報告します)
    技術演習の様子③
    (実施前後には看護師に報告します)

1日の仕上げに、グループ毎に学生・教員が振り返りを行いました。良かった点や改善点を学生・教員から伝え、より良い援助について考えました。また、学生自身は、今後の自己の課題についても考えていました。

  • 振り返りの様子
    振り返りの様子

この演習後に学生からは、「はじめは緊張していたが、実習前に必要な臨床判断や技術・報告などについて振り返る機会があり、領域別実習が具体的にイメージできた」、「他の学生の実施を観察することで多くの気づきを得られた」などの意見・感想がありました。また、教員が患者役を行ったことにより、より臨場感のある演習にもなったようです。

9月下旬から領域別実習が始まりました。学生は、コロナ禍においても実習ができることを感謝しながら実習を進めています。今後も、学生が安全かつ有意義な実習ができるようにサポートを続けていきたいと考えています。

文責:橋浦 里実

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