第4回オープンキャンパス 7月25日(土) 体験授業

消化器がんの栄養療法(臨床栄養学)

我が国において、昭和56年(1981年)よりがんは死亡原因の第 1位であり、国民の健康問題のひとつになっています。その健康問題を打破するための対策の一つに、消化器がんの栄養療法があります。

近年の臨床栄養学の進展に伴い、栄養状態ががん患者の生活の質(QOL)や予後に大きく影響を与えることが理解されてきました。また、我が国では栄養サポートチーム(Nutrition support team;NST)の普及の重要性や、がん患者の緩和ケアによるがん終末期における栄養管理の重要性が認識されてきました。

がんで亡くなる日本人の約55%が消化器がんによるもので、これは食べ物と関わりのあるがんです。消化器がんは主として食道、胃、大腸などに発症します。治療には化学療法や切除、摘出術等がありますが、その他治療の一環としての栄養療法が必要です。また消化器がんを予防するには、塩分や脂肪のとりすぎなど、原因となる食習慣を改善することが大切です。今回は消化器がんの栄養療法と予防法についてお話をいたしました。

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