2025年度 臨地実習報告会および臨地実習先意見交換会を開催しました
2025/11/21
健康栄養学科では、現場での応用力や実践力を養うとともに、自身の適正や進路先について深く考える機会を多く提供するため、管理栄養士免許取得に必要な必修科目である「臨地実習Ⅰ・Ⅱ」に加えて、専門性をさらに高めることを目的とした選択科目「臨地実習Ⅲ・Ⅳ」を設置しています。
さらに各実習で得た学びや経験を後輩、学科教員および臨地実習先の先生方に向けて発表し、より充実した学修成果を得ることを目的として、年に一度「臨地実習報告会」を開催しています。
今年度は、11月1日(土)に記念講堂および小ホールにて、臨地実習報告会を開催いたしました。
第1部では、記念講堂において6施設の口頭発表を行いました。発表者は講堂という大きな場かつ大勢の前での発表は緊張もあったようですが、これまでの学びや経験を堂々と発表しており、発表者にとって自信につながる良い経験となったようです。発表を聞いている学生も真剣に耳を傾け、先輩の発表から多くの学びを得ていました。

口頭発表の様子(保健所)
熱心にメモを取り発表を聞く学生の様子
続いて第2・3部では、小ホールに移動し、臨地実習Ⅰ(病院・事業所・高齢者施設・保育所)、臨地実習Ⅱ(病院)のポスター発表および質疑応答を行い、活発な意見交換がなされていました。発表者からは、「実習を振り返る良い機会になった」、「より学びを深められた」といった声も聞かれ、学生にとって貴重な経験となったようです。さらに、これから実習を迎える学生においては、積極的に質問し、先輩の体験や成果から多くのことを学ぼうとする姿勢が見られました。

臨地実習Ⅰ(保育所)の発表の様子
臨地実習Ⅰ(高齢者施設)の質問に答えている様子

臨地実習Ⅱ(病院)の発表の様子
下級生も積極的に質問していました

時にはメモをとりながら発表内容を聞いていました。
ポスター発表全体の様子
今回の臨地実習報告会を通して学年間のつながりや学びへの意欲が一層深まる、有意義な時間となりました。
報告会後には、お越しいただいた実習先の先生方をお招きして、本学科臨地実習委員長の西村一弘先生によるランチョンセミナーと、本学科教員との意見交換会を実施いたしました。
ランチョンセミナーでは、「近未来の栄養士像」をテーマに、これからの社会において管理栄養士に求められる新たな役割や専門性についてご講演いただきました。参加された先生方からは現場での経験や課題を踏まえた活発な意見や質問が寄せられ、非常に有意義な時間となりました。

ランチョンセミナーの様子
続く意見交換会では、臨地実習のさらなる充実を目指し、よりよい実習環境づくりや指導体制の在り方、学生に求められる資質と将来の管理栄養士像について、実習施設と教育機関双方の立場から活発な意見が交わされました。実習施設と教育機関の今後の教育内容の改善や連携強化に向けて多くの示唆を得る貴重な機会となりました。
今後も、実習先の先生方との連携を深めながら、学生がより充実した学びを得られるよう努めてまいります。
本実習の趣旨を理解し、ご多忙の中快く受け入れていただいた先生方、臨地実習報告会および意見交換会にご出席をいただいた先生方におかれましては、この場をお借りして心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。


