2019年度の臨地実習報告会を開催しました
2019/11/08
健康栄養学科は管理栄養士養成施設として厚生労働省の認可を受けています。そのため、免許取得に向けて学外施設における臨地実習(4週間)が必修科目です。本学では臨地実習Ⅰと臨地実習Ⅱに分けて開講し、3年次の夏休みと春休みを中心に実習に出かけています。さらに、同一分野での学びを深める目的や、できる限り複数の管理栄養士の業務を学ぶことを目的に、4年次に臨地実習Ⅲおよび臨地実習Ⅳも選択科目として開講しています。その実習成果の報告会を2019年10月26日(土)に開催しましたので、ご報告いたします。
臨地実習報告会は、駒沢学園記念講堂において健康栄養学科1~4年生全員が一同に会し、開催されました。記念講堂大ホールでは口頭発表が、また、小ホールではポスター発表が行われました。1・2年生は3・4年生の報告を聞くことにより、自分の今後の学びの方向性を再確認しました。特にポスター発表時には積極的に先輩に質問する姿が見られ、臨地実習が身近な学びとして感じられる良い機会になりました。
午前中は臨地実習Ⅰの報告として3年生が、午後は臨地実習Ⅱ~Ⅳの報告を4年生が行いましたが、さすが4年生と思わせる報告が今年は多く、教員も学生の成長を感じて嬉しくなりました。
なお、臨地実習は受け入れ実習先があってこその学びです。ご多忙中本学学生の学びにご協力いだいております各施設の先生方には深く感謝申し上げます。報告会にも足をお運びいただき、学生に多くのご助言をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。
以下、先輩の報告を聞いた1・2年生のコメントを掲載いたします。
- 私たち1年生は、これまでに臨地実習について詳しく知る機会がありませんでした。今回先輩方の話を聞いて、3・4年生になって自分たちが実習に行く際の取り組む姿勢や経験として得るものへの具体的なイメージが湧きました。特に後輩に伝えたいこととして、「体調管理」や「時間の意識」が多くあげられていました。これらのことは今からでも習慣づけられるので、臨地実習やその先の働く自分を意識して、普段の授業の中でも取り組みたいと改めて感じました。(1年生)
- 今回の報告会では、普段の授業では学ぶことのできない実際の現場の様子や仕事内容などを、わかりやすく詳しく知ることができました。発表を聞いて、同じ管理栄養士の仕事でも、施設によって仕事内容や注意する点が異なっていることがわかりました。そしてどの施設でも、「調理技術」や「コミュニケーション」、「分からないことはすぐに質問すること」が重要であることがわかりました。来年は、先輩方がアドバイスしてくださったことを参考にして、臨地実習を頑張っていきたいと思いました。(2年生)