2023年度 臨地実習報告会および臨地実習先意見交換会を開催しました
2023/11/08
10月28日(土)に記念講堂および小ホールにて、健康栄養学科の臨地実習報告会を開催いたしました。当日は、全学年の学生および教員が一堂に会し、3年生および4年生の臨地実習の報告を聞きました。発表方法は、講堂での口頭発表および小ホールでのポスター発表です。口頭発表は選択科目として必修単位以上に臨地実習を履修した4年生による報告でした。
内容は、課題研究を含めどれも素晴らしく、後輩たちの憧れの眼差しで聞く様子が印象的でした。一方ポスター発表は、先輩の声が生で聞ける数少ない機会なので、後輩たちから活発に質問が出ていました。上級生も後輩のためにと、「こんな準備をした方がいい」、「この授業の内容が役立つ」など、経験を踏まえたメッセージを伝えていました。
午後は会場を80周年館に移動し、本学科がお世話になっている臨地実習先の先生方をお招きして、本学教員との意見交換会を開催いたしました。中には、午前の報告会から参加してくださった先生方もいらっしゃいました。施設ごとのブースに分かれての意見交換会でしたが、本学の学生の様子を本当によく理解し、学生のためにとご尽力くださっているお話を各教員が拝聴し、大変胸の熱くなる思いでした。頂戴いたしました貴重なご意見は、今後の学生指導に役立ててまいります。
臨地実習報告会はこれまで毎年開催していましたが、実習先の先生方をお呼びするのは、4年ぶりとなりました。久しぶりに他施設の先生方とも交流することができ、大変実り多い時間となりました。ご多忙の中、ご出席をいただきました臨地実習先の先生方には、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
以下に、当日発表をした4年生の声をいくつか紹介します。
- 4年生として参加した報告会は、口頭発表の内容も、自分の経験や学んできたことと照らし合わせながら聞くことができました。また、保健所や学校給食の実習は経験がないため興味深かったです。自身のポスター発表では、後輩の質問から気付かされる部分や考えさせられることもあり、とても良い機会になったと思います。
- 病院に就職することを視野に入れているので、同じ病院実習でも、他施設の病院実習ではどのようなことが行われていたのかを、発表を聞き学ぶことができて良かったです。給食センターに実習に行きましたが、自校給食の学校では、どのような実習内容だったのかを学ぶことができて、とても勉強になりました。口頭発表では聞きやすいように後輩に向けて発表を行い、分かりやすいように質問に答えることができたと思います。
- 全学部生の前での発表は緊張しましたが、とても貴重な体験になりました。後輩たちからいくつか質問をもらい、コミュニケーションを取ることができてうれしかったです。
- ポスター発表の時は、どの学年の方も真剣にメモを取り、時々反応を示しながら聞いてくれたので、発表がしやすかったです。2、3年生では質問をしてくれる人が多く、臨地実習に対する意識の高さを感じました。一方で、1年生や一部の2年生からは全く質問が出ず、まだ実際に自分が行くイメージがしにくいのかなとも感じました。イメージがしにくい中でも何か聞いてもらえたら、その答えからいろいろと派生してお話しできることも増えると感じたので、積極的に聞く姿勢を持ってもらえるとうれしく思います。また、その姿勢が実習においての立ち振る舞いにもつながってくるのではないかと思います。